今年はコロナウイルスの流行と水害・台風などの災害が重なり、
しかも9月も猛暑で、
十五夜のお月見もゆっくりできませんでした。

 

もうすぐ中秋の名月です。

 

私は思うのですが月というのは不思議で、
メッセンジャーでもあり心の鏡でもあるような気がします。

 

ある日私は
月の光を見ながら瞑想し、
オカリナを吹いているうちに、
創作メロディーがうかんできました。

 

それで創作演奏した曲が「十五夜の涙」です。
https://youtu.be/3Pvw-l5eVus

 

 

月への手紙

 

月よ　月
あなたは
太陽の光を
太陽の熱を
あなたの体いっぱいに手を広げて浴びています。

 

あなたの体は小さく
あなたは何も服を着ていないから
さぞ熱かろうと思います。

 

でもあなたは、
いつも
あなたの体にいっぱい太陽の光を浴びて
その光を私たちに届けてくれます。

 

あなたの姿を待っている人たちが多くいるのです。

 

あなたを待っている人たちは
夜の暗闇の海の船乗りたち
太陽の光が見えない夜の人たちです

 

みんな太陽が見えなくてさびしい
でも真昼にはまぶしすぎて熱すぎて
太陽を見ることができないのです

 

だからみんな
あなたの姿を待ち望んでいます。

 

 

あなたが姿を見せるのは
夜の人々の上です
あなたがいっぱい浴びた太陽の光を
あなたを通してみつめます。

 

あなたの姿に照り映える太陽の光は
あなたの優しさの中で受け止められて
優しく静かな光になっています

 

そんな光を
夜の暗闇で迷っている人たちに
プレゼントしてください

 

月よ月
あなたはやさしい
あなたは何も着ていないし
森も水も持っていないと言うけれど
あなたがいるだけで、
夜の空にあなたがいてくれるだけで
優しい光が届きます。

 

月からの返事

 

私はいつもあなたと共にいます。
私の光はいつもあなたを照らしています。

 

あなたが心の扉をあければ、いつでもあなたは光に満ち
光に満たされたあなた自身が
世の光になって
一人でも多くの人に光をつなぎます。

 

心の扉を開く鍵は
感謝です

 

「ありがとう」

 

たった一言でいい
心でつぶやいてみてください

 

だれに「ありがとう」と言ったらいいかわからないときも
だれに対してでもなく
心でつぶやいてみてください

 

 

月を見ながら思いを巡らす

この詩は、月を見ながら浮かんできた詩ですが、
私が思うに、
月って、まぶしく熱く明るすぎる太陽の光を、全身で受けて、
その光を、夜の人に静かに届けられるように、マイルドにして
闇夜を照らす、

 

そんな光じゃないかと思うのです。

このことに思いを巡らせていて、この詩がうかんだのですが、
私たちの人生にも、また、ライティングにも、この気づきは大いに生かせます。
そう確信できました。

 

人生でも、誰かに何かを言われたとき、正しいことでも心に痛いことがあります。
そんなとき、自分の中でやさしい言葉に言い換えます。
責められるような言葉でも、肯定してもらえる要素に置きかえます。

 

逆に
誰かに何かを言う時、アドバイスするとき、忠告するとき、
たとえ正しいことを言っているつもりでも、
その人にとって苦しいかもしれません。
そんなとき、
その人のことをOKと思える
月夜のような優しい心で
優しい言葉で話します。

 

太陽のようにまぶしく光りすぎるのではなく、
月のようにほのかに光を届けます

 

 

 

ライティングでも同じことが言えるのではないでしょうか。
その人が受け入れられる言葉で、その人が心地よい言葉で、
優しく夜の空に光る月のような
そんな文章を書いていけたらと思うんです。

 

月を見ながら、創作曲をオカリナで吹く

ある秋の満月の夜です。
月を見ながら瞑想し、「十五夜お月さん」を吹いていたら
そのままイメージが降りてきました。

 

何か月は、私たちの心にメッセージを送っているような感じがしたのです。

 

それで、月を見ながら、
即興で創作して月に捧げる音階を吹きました。

 

心が浄められました。
それで創作演奏した曲　「十五夜の涙」です。
https://youtu.be/3Pvw-l5eVus

 

 

 

使ったオカリナは、千葉県のオカリナ作家で演奏家である鈴木のぼるさんの作品です。
鈴木のぼるさんの作品は、とてもきめ細かな調律がされていて気持ちがいいのですが、「ひぐらしオカリナ」という鈴木さんの作品の中でも、
まろやかで優しい中でも、しっかり音の鳴る「松虫モデル　アルトC」です。

 

オカリナ独奏　「十五夜の涙」演奏動画です。
https://youtu.be/3Pvw-l5eVus