気づきと発見の力を磨く〜北北東の空に6秒間UFOを見た実話

私は子どものころ、UFOを見ました。

 

本当の話です。

 

でも当時はだれにも信じてもらえなかった。
今になってこのことを分析すると、
ライティングで気づきのアンテナをいつも立てていることの意味が見えてきました。

 

 

子どものころに目撃したUFOの話

ばかばかしいお話だと思わず、ちょっと読んでくださいね。

 

 

私は子どもの頃、UFOを見ました。

 

「エッ、
ほんと?!」

 

「マジかよ!!」

 

きっと、そう思うでしょうね。

 

でも

 

これ
これね、

 

ホントの話なんです。

 

 

 

見間違えじゃありません。
実話です。

 

 

あのとき、
「ぼく、UFO見てん。」と話すと、
先生も、母も、友達もみんな信じてくれず、
さみしい思いをしました。

 

ことのいきさつはこう言うことです。

 

 

確かあれは小学校3年の頃でした。
クラスメートと夕方公園で遊んでいたのですが
私がぼーっと夕方の空を見ていた時、
ほんの10秒くらいでしょうか、

 

空に七色に光る火の玉が現れて、
すーっと短い尾を引いて飛んでいたのです。

 

火の玉はそんなに大きくなかったですが、
表面の色がいろいろ変っていて、
赤やオレンジや緑や青の光がぐにゃぐにゃと渦巻いて変わっていたのです。

 


(あの時見たものを思い出して、書いてみました。
こんな感じで、光が うにょうにょっと動いてたんです)

 

 

「おえ、見てみい、UFOやぞ」

 

と友達に言いましたが
そいつは砂場で砂遊びするのに一生懸命で
空なんか見る余裕はありませんでした。

 

 

クラスメートが「どれどれ」と空を見たときは、
もうさっき飛んでた火の玉は見えませんでした。

 

家に帰って母に言っても
信じてもらえません。
「シゲヒロはテレビの見過ぎとちゃーうん?」

 

小学館の「なぜなに学習図鑑」で調べてみると
「火の玉型UFO」だそうです。

 

父が帰ってきて
「お父ちゃん、今日なあ、UFO見たんや」といって
一部始終を話しましたが、
頭の固い父はいつも私に厳しく
その日も「アホらしいことを言うんやない!」と叱られました。

 

私は学級新聞の係だったのですが

 

あくる日、私は学級新聞に載せようと、
先生に報告しましたが、

 

先生も父と同じく、「ばかばかしいことを言うんじゃないわよ」
と私を叱りつけました。

 

それでも、何とか新聞に書かせてもらいましたが
クラスのみんなも信じてくれませんでした。

 

報道された火の玉型UFO

 

何日かして父が私に謝りに来ました。

 

私が見た「謎の飛行物体」
(謎の飛行物体のことを
「UFO(アン・アイデンティファイド・フライング・オブジェクト)」というのです。
なにも「UFO」は宇宙人の空飛ぶ円盤という意味ではないのです)
のことが新聞記事に載ったというのです。

 

父が言うには、
あの時間に、日本中で何人もの人が七色に光る謎の火球を見たらしいのです。
ちょうあの時期、アポロ宇宙船が帰還していたので、
あれは大気圏に入ったアポロではないかという説もあったらしいのですが、
アポロの帰還した時とは日時が違うので、結局謎のままだったそうです。

 

父は私に素直に謝りました。

 

「シゲヒロ、
叱って悪かったな。
おまえが言ってたことは
ホンマやった」

 

ある意見が正しいか正しくないかについては、

 

子どもであれ大人であれ、対等です。

 

自分が間違っていたことが明らかになったならば、

 

相手がたとえ子どもであっても、
素直に謝ることができた父は、分別のある大人だったと回想されます。

 

UFO目撃の体験から思考した「気づき」

 

 

ということで、
私は決して間違ったことも、嘘も言っていませんでした。

 

見たままのことを言っただけで、
「UFO」についても、あれは「謎の飛行物体」という意味なので
「UFOを見た」というのは紛れもない真実です。

 

そしてけっきょく、あの飛行物体は何だったのか
その後は何の話題にもなってもおらず、謎のままです。

 

しかし、そのようなことは重要なことではありません。

 

 

この出来事のツボは、

 

私とクラスメートが二人で公園にいて
わたしはあのUFOを見たけれども、
クラスメートは見なかったということです。

 

同じ時間に、出来事は起こっているんですが

 

私は、空を見ていたから見えた。
クラスメートは砂遊びに熱中していたから見なかった。
ということです。

 

 

 

 

しかし、私が何をしていようと、
クラスメートが砂遊びに夢中な時間でも、

 

出来事は同じ時間に起こっている。

 

それが見えるか見えないかは
その時に自分が何を見ているか、何をしているか次第

 

そういうことです。

 

そうだ、
ここには大きな気づきの種があります。

 

 

その時見ている方向によって気づきと発見が違う

 

UFOなんて
このブログのテーマとは全く関係がないじゃないかと叱られそうですが、

 

私は関係のなさそうな小話の中に、気づきの種をよく盛り込みます。

 

 

この出来事の意味を
「ライティングのアイデア探し」という視点で掘り下げると

 

同じ時間に同じことが起こっているのに、


その時、何を見ているか、
どこに向いているかで


見えているものが全く違うということです。

 

 

まあ、

 

UFOなんか興味ないやという人にはどうでもいい話ですが、

 

UFOについて興味のある人なら、私がした体験は、
喉から手が出るほど価値があると思います。

 

 

気づきのアンテナを立てる

 

それに、
これは、たまたま私がぼーっと空を眺めていたから
偶然に見えたのですが、

 

 

ほんとうに価値を発見する人、宝を見つける人は


発見できそうな方向にあたりをつけて、
発見しようという意思を働かせて、
意図的に
発見するのです。

 

同じときに、同じ場所で、同じことが起こっているのに、
多くを発見する人と、
眠たい時間を費やして疲れてしまう人の違いはここにあるのです。

 

つまり
「ライティングの題材に困る」という悩みに視点を置くと
「気づきのアンテナを立てる」ということが重要ということが分かります。

 

見たいもの、
見つけたいもの、
それがありそうな方向

 

それに向けてざっくりと目を向け
心のレーダーを起動して
何かあればキャッチする。

 

こうした姿勢があれば、

 

同じ時間に同じ場所にいても
他の人が見えないものが

 

パッと
見えてくるのではないでしょうか。

UFO目撃の話のまとめ

 

これまでのお話をまとめると

 

9歳の時に私が公園で見た「火の玉型UFO」は、一緒に遊んでいた友達に見えなかった
私が見て、彼が見なかった理由は、その時違う方向を向いて遊んでいたから
同じ時間に同じ場所にいても、人によって見えるもの、発見するものが違う
だから、「気づきのアンテナ」を立ててものを見る習慣をつけよう
見よう、発見しようという視点をいつも持っていると、ライティングのネタは発見できる。

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