成功法則の真実を潜在意識へ!〜午前4時20分の恐怖を克服した3つの視点

成功法則の真実,潜在意識,恐怖を克服,成功法則

役に立て!キミは何ができるか!
と潜在意識にたたき込まれてきた私は、
何もできない自分を想像すると怖くて、

 

まだ暗い朝の4時20分、歯がガタガタ鳴り出した。

 

でもある事件をきっかけに気づいた、それを超越する思考。
人生が変わった成功法則の真実とは・・・

 

間違った成功法則の悲劇

 

潜在意識を支配していた「勝ち組」洗脳

 

私は今まで
「誰かの役に立つこと」を人生の目標にしてきたし、

 

「人より努力して
より役に立つ人間になること」
を生きがいにしてきました。

 

私は幼いころから
「勉強して、立派な仕事について、世の中に役に立つ者になれ」
といわれ続けながら成長しました。

 

「価値ある者=役に立つ者」の公式が、潜在意識にインプットされていたんです。
誰かより先を歩け、
誰かが先に歩いていたら、追い越せ。
こういう
「勝ち組」思考で洗脳されていたと言っていいでしょう

 

そして
大人になって、ふたを開けてみれば
世の中の役に立つどころか、人に迷惑をかけるばかり。

 

そして

 

努力が報われず
何の役にも立たないと言われた時
「私は今までなんのために努力してきたんだろうか」
と思う日が来る・・・

 

そのことを想像すると怖くて・・・

 

 

その事が現実に起こったのは、
心を病んで仕事をできなくなってしまった39歳の頃でした。
どうしても人に迷惑をかけざるを得ない状況になりました。

 

夜明け前の悪夢の恐怖

 

私の目標は
「世の中に役に立つ」のではなく
「少なくとも人に迷惑をかけない」
になってきました。

 

どうしようか・・・・

 

悪夢を見るようになったのは、その頃からです。
頑張って、にっちもさっちも行かなくなって
目が覚める。

 

まだ薄暗い4時20分。
体中、冷や汗でびっしょり。

 

「ガチガチガチ・・・」
歯と歯が当たって震える。

 

 

心の奥から声が聞こえる。
「どうせ
おまえなんか
何をやってもダメなんだよ」

 

成功法則の真実とは

 

真実の言葉を聞いた衝撃

 

そんなとき
ある日オカリナ演奏で訪れた特別養護老人ホームで
あるご婦人がこんなことをおっしゃりました。

 

 

「ここにいても、

 

いるんやな。

 

いるんやな。」

 

この言葉の中に
「いる」ことの意味が深く含まれていると気づかされました。

 

 

このご婦人は
これまでできていたいろいろなことが
できなくなり、

 

「特別養護老人ホーム」に入所してからは
世話をしてもらうばかりの生活になり
きっと自分の中で
こうつぶやいていた毎日だったと思います。
「なぜ生きる? 生きていたくない? 
いつまで生きなければならないのだろう?
そう思ってしまう。」

 

 

そんなご婦人が言われた一言
「わたしは
いる。」

 

この言葉には衝撃を受けました。

 

気づきの瞬間

 

 

オカリナ演奏の席で
うつむいておられたこのご婦人に、

 

演奏を中断して少し話してみると
こう言われます。

 

「だあれもうちのこと、会いたがらへん。

 

 うちがいても喜んでくれる人、
 だあれもおらへん。

 

 生きていてもしょうがないけど・・・・

 

 ここでお世話になって・・・
 寿命が来たら静かにあっちに行くわ・・・」

 

職員さんから事情をお聞きすると、
若いころは、地域のために多くの働きをしてこられた方でした。

 

「認知症」になり
特別養護老人ホームに入所して、
家族の面会もほとんどなくなりました。

 

 

 

 

私はさらに、そのご婦人に話しかけました。

 

「面白くないんですか?」

 

「そうやな・・・おもろない・・・・」

 

ご婦人は目に涙を浮かべておられました。

 

そんなご婦人が
私のオカリナを聞いてくださり
オカリナに合わせて心行くまで歌ってくださり、

 

涙を流して笑顔で言われた言葉。
「ここにいても、
いるんやな。

 

いるんやな。」

 

この言葉が、私を根本的に変えてくれたんです。

 

真実の価値とは

 

老人ホームをあとにして、帰宅してから、

 

「はたして
誰かに必要とされていることが
が生きる面白さなのかどうか?」

 

深く考えました。

 

 

この老人ホームでオカリナを吹いたその日、
何かが吹っ切れたように感じたんです。

 

 

「ここにいても、
いるんやな。
いるんやな。」
と、先ほど話したご婦人の言葉。

 

これまで私が、自分の価値として思っていたこと
「必要とされている」
「役に立つ」
「何かができる」
「何かの価値を生み出すことができる」
「人に迷惑をかけずに暮らせる」

 

それが本当に自分の価値なのか?
人の価値なのか?

 

 

はっ!
そうだ!

 

こんなことにも今まで気づかなかった!

 

「赤ちゃんはどうでしょう?」

 

ということ。

 

いま、ここにいるだけで

 

可愛い赤ちゃんに、できることは何でしょうか? 
笑ったり泣いたりできますが、
働いてお金を稼げるでしょうか?

 

でも赤ちゃんにできることは、凄いことがあります。
いま、ここにいるだけで、かわいい。

 

それと一緒で
私達も、
いま、ここにいるだけで、凄い価値なのではないか?

 

本当の価値は
「何かができる」「何かの役に立つ」「必要とされている」
のではなくて

 

そこにいること自体
本当の 
絶対に否定されることのありえない
価値じゃないか?

 

そんなあたりまえのことにさえ気づけなかった
そんな私が恥ずかしく思えました。

 

>時間の質が変わる魔法の言葉

気づくことで、人生が変わる

 

ご婦人が言われた
「いるんやな」
という意味。

 

それは

 

「わたしが 
いま
ここに
いること自体
本当に
大切で 価値のあることです。」

 

ということだったんです。

 

 

このことに気づくのと気づかないのとで
生き方が変わります。

 

すごす時間の「質」が変わります。

 

 

時間の質が変わるか変わらないかで
人生が変わります。

 

生きるってことは、愛だよ

 

私の大好きな言葉は

 

「生きるってことは 愛だよ」

 

です。

 

この言葉は
私がヘルパーになって間もないころ、
自分ではご飯を食べることも動くことも何もできない一人の方が
私にくださった言葉の宝物です。

 

「生きるってことは、愛だよ。
愛に格好も、理由もないんだよ。

 

あなたの代わりに、誰も生きられないんだよ。
そんな大切なあなたなんだよ。

 

だから
あと少ししか生きられなくっても、
100歳になっても生きなくちゃいけなくても、

 

このいのち
生きて、生きて
生き抜こうね。

 

それが
愛だよ。」

 

今も私を育んでくれている言葉です。
生きる希望をなくしかけるときに、
いつも呼び止めてくれる言葉です。

 

必要とされない人はだれ一人いない

 

私はこれまで
「何かの役に立てること」を
生きる目的にしてきました。

 

それが
「おまえは、もういらん」
と言われた時が何度もありました。

 

「きみは、もう、いらない・・・・」

 

生きる目的を失いかけたことがありました。

 

 

しかし
今思います。

 

「生きるってことは、愛だよ。」

 

この言葉がくれた
大きな意味。

 

 

世界に
「必要とされない人」はだれ一人いないんです。
言い切ります。
「世界に必要とされない人はだれ一人いません。」

 

 

 

 

「君は何ができる?」
「君は何の価値を作り出すことができる?」
「君はどんな貢献ができる?」
と問われ続け、全力で生きてきたこれまでの日々。

 

 

そして、
「役立たず」
「カス」

後ろからつま先で蹴られて
尾底骨の芯から激痛が走った日。

 

 

 

心がずたずたに折れて、本当に体が動かなくなった。

 

 

 

しかし、考え直しました。

 

 

 

 

自分は
何かができるからとか
評価されるから価値があるというのではなく、

 

自分自身がいるだけで すばらしいことなんだ。

 

こんなおれでも、
ここにいることだけで素晴らしいことなんだ。

 

やっと

 

やーっと、

 

心の底からこう思えるようになりました。

 

実際の行動を変容させる、気付きの効果

考え方を変えたら、人に対する接し方も変わった。

 

「何かができるから価値がある」という洗脳から脱出し
「今、ここにいることが、価値」
ということに気づきました。

 

そして
この考え方の転換(パラダイムシフト)で

 

自分を取り巻く周りの人への理解が変わりました。

 

 

家族、クラスメート、職場の人、地域の仲間
みんなに対して
何かができるから尊敬し、
何かができないから見下したりする、
そのような気持ちが心の隅に少しでもあるならば
人との豊かな時間を過ごせなくなります。

 

 

だから
このことに気づいてからは
何ができようと、できまいと
好きな人であろうと、苦手な人であろうと

 

みんな
大切な人だから
「おはようございます」と
心こめて挨拶し、
親しみを込めて対話できるようになりました。

 

そして毎日
そうしています。

 

どんな状況にも影響されない黄金の思考

 

自分を蔑んでいたら、人を蔑みます。

 

競争の奴隷になって、
劣等感や優越感に支配されていたら、
自分より優れていると思う人を妬むか、
自分より劣っていると思う人を馬鹿にします。

 

そういう行動を取り、
人との距離はますます離れていきます。

 

しかし
こんな世界とはもう決別した。
こんな世界を、もう超越したんです。

 

周りがどうであろうと、
周りに何を言われようとも
「わたしは、私。」


「私は、たった一人の、わたし」
です。

 

だから、
目の前にいる人も、
どんな状況にあろうと、

 

「その人は、かけがえがない、たった一人の、その人」
です。

 

この事に気づいた瞬間から
私は
自分も、他の人も大切にできるようになりました。

 

この気付きは、
社会福祉士となって相談援助の活動をしている、
今の私の基本です。

 

幸せの法則のパラダイムシフト

 

勝ち組になる必要はない

こうして私は
これからは
考え方を
すっかり変えて生きて行こうと決めました。

 

 

これまでの自分は「なる」世界の中にいました。

 

自分を比較し、
それに負けたら自分を憎む。
自分を卑下する。
いっぽう
人を比較し、
自分に負けた人を見下したり見捨てたり、
一方、よい意味では憐れんで助ける、

 

自分より勝る人に対してはうらやましがり、
ねたみ、よい意味では「まけじ」と頑張る。

 

そんな世界でした。

 

 

何かに「なれる」人は勝ち組で
「なれない」人は負け組。

 

でも
この世界からくるものは
不安とか、焦りとかばかりでした。

 

 

「なれなかったら」
負けてあきらめる、
それとも
頑張る。

 

「なれたら」
それが崩れる日を
不安に思う。

 

 

 

そんな次元にいて
幸せな時は一時もありませんでした。

 

「なる become」から「ある be」へ

 

そうした次元から

 

どんな時も
自分が自分であることに喜んでいられる、

 

どんなときにもその人がいてくれることに喜んでいられる、
すなおに喜んでいられる、

 

ありがたいと思える

 

そうした「ひかり」の次元に
自分の心を引っ越そう

 

そう思えるようになりました。

 

それは
そうしようと思った瞬間にできることなんですね。

 

 

そう。
簡単にできることなんです。

 

「NOT ”BECOME” BUT ”BE”」


「Become=なる」ことの価値から 
「Be=ある」ことの価値へ

 

このパラダイムシフトを起こそうじゃありませんか。

 

 

成功法則の真実を潜在意識にインプットする3つの視点

 

これまでのお話を3つのポイントにまとめます。
前回の記事と合わせて

 

 

「わたしは、ここに、いるんやな。」という言葉と、
そこから気づいた大切な視点、それは

 

競争や比較から脱出し、周りに左右されない。「私は、わたし。たった一人の大切な私。」
状況に左右されて人を見ない。その人もどんな時も「たった一人の、大切な人。」
「Become=なる」ことの価値から、「Be=ある」ことの価値へ、価値の軸を移す

 

今まで潜在意識に入っていた「比較、競争」の意識を
この3つのポイントに入れ替えたら、
行動が変わっていきます。

 

そして
何よりも、楽になります。
もう悪夢を見て朝4時20分に目覚めたりしません。

 

行動が変われば、
もう状況に左右されないから、
真実の成功に必ず至ります。


ページの先頭へ戻る