過労で倒れず磨け!コロナ逆襲の思考!〜弟よ、会社に命を捧げるな

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私の弟が、新幹線の中で血を吐いた。
会社の出張の往路。

 

家にも帰れず、会社に時間も自由もすべて捧げていた弟に会社が吐いた言葉、

 

「迷惑をかけるな」。

 

弟の人生は何なのか? 
これは弟だけじゃなく、
ウィズコロナで働く社会全体の問題だ。

 

この記事では
この問題を深くえぐります。

 

新幹線で吐血するほどの激務でも

 

コロナ禍になる、すこし前のことです。

 

久しぶりにラインで弟と話したのですが、

 

兄貴、おれ、血い吐いたんや。

 

出張の帰りとちごうて、行きしなやったからよけいにひんしゅくを買った。
新幹線を止めるわ、救急車で運ばれるわで、
出先には迷惑をかけるし、会社には怒られたし、
俺は、いつまでたってもアホなままや(気の抜けた笑い)」

 

 

私は弟に言いました。

 

「良かったのう、
今ちゃんと話ができてよかったやんけ。」

 

今は、コロナウイルスの対策のおかげで
出張はなくなり、会議や取引のほとんどが、オンラインになったと聞きます。
だから新幹線で血反吐を吐く心配は当面ありませんが、
逆に、
テレワークで家庭が仕事場になり、家庭生活がぎくしゃくしないか心配しています。

 

新幹線の中で血反吐を履いて、いたわってもらうどころか叱られた弟。
おそらく、コロナで出張がなくなったとしても
テレワークで家庭がめちゃめちゃにされても
会社はいたわるどころか、責めるばかりでしょう。

 

私は弟の話を聞きながら、
腹の底から怒りが、ぬぬぬぬーと湧き上がってきました。

 

 

なんで叱られなあかんねん。
会社のために血反吐吐くまで働いて、家にも帰れずに
家族はバラバラ。
そんな毎日の中で、弟よ、おまえはどこに行った?

 

「社畜」の状態の悲劇

 

「社畜」という言葉を知っていますか?
会社の中で、家畜のように飼いならされ、
自分のすべてをささげている状態ことのようです。

 

 

弟は頑張りました。
いつリストラされてもおかしくない外資系企業の中で、
家に帰る時間もなく、
自分の趣味も、好きなことを考える余裕もなくしていました。

 

本当はこころが優しい弟の様子が変わってきました。

 

些細なことでムカついて、
たまに家に帰っても家族と歯車が合わなかったようです。
会社のこと以外は考えられない、
肩書や稼ぎのことで、自分なんか・・・と思っているのでしょうか?

 

今までとは様子が変わった弟を心配していたら、
案の定、過労で血反吐を履いて新幹線を止めてしまった。

 

いままでは、会社以外にもやりたいことがあった。
夢があった。夢をもって、
ジャズを聴いたりトランペットを吹いたりしている弟は、
生き生きとしていた。

 

それが、すべてに余裕をなくし、
思考も、未来へのビジョンも失っている弟が
寂しかった。

 

自分の人生を自分が生きなくてどうする?!

 

弟が血反吐を吐いたと聞いた時、
私は思いました。
「会社のために殉教するのか?」と。

 

 

殉教しても、会社は淡々と回っていくんだろうな・・・と。
弟のいのちは、たった一度しかない人生は、一体何なのか・・・と。

 

弟よ
会社に命をささげるな。
社訓や「社の理念」にも命をささげるな!

 

自分自身のいのちを生きてくれ。

 

自分自身の人生だ。
だれのものでもない、自分の時間だ。
自分の体だ。
自分の心だ。

 

自分のために
自分を大切にして
自分をいたわってくれ。

 

お前のいのちはお前のものだ。
お前の時間はお前のものだ。
お前の思考もお前の知的生産も
お前のものだ。

 

会社に命をささげるな!

 

「社畜」の立場を逆に利用せよ

 

弟だけではなく、
会社や、役所、勤務先で、
働きアリのように自分の時間を捧げて、何の見返りもない仲間たちに、
私は提案したいことがある。

 

今の「社畜」状態を利用して、これからの自分の成長に備えよ。

 

確かにいま、辛い状況にある。
「これだけ働いて、これだけ貢献して、おれって、いったい何なん」

 

気持ちは痛いほどわかる。

 

 

しかし、「社畜」の立場を逆に利用するという
逆襲の方法があるんだ。

 

「おれっていったい何なん?」
その、「何?」を作ってくれるのは、
会社ではない。
お前自身だ。

 

逆襲の思考を身につけて、
「社畜」をやりながら、
お前の牙を磨く方法と思考を身につけてほしい。

 

知りたいか?

 

「社畜」は最高の観戦席

 

「社畜」の状態。
それはつらいものがある。

 

しかし、「社畜からの脱出」と言って退職しても、
何のビジョンもなければ、今までと変わらない…
それどころか収入が途絶えたら、大変なことになる。

 

だから、社畜やりながら、自分の頭脳と思考を研ぐんだ。

 

 

わかるかい?

 

 

会社で今までと同じように働き、
給料をもらい、
生活とその先を保障してもらいつつも、

 

「自分自身の思考、価値、知的な財産」を磨くんだ。

 

それは

 

「自分で価値の必要性を分析でき
価値を見出し、
価値を創り、
それを自力で提供できる力」
だ。

 

 

これを磨ける、特等席は
「社畜」の椅子だ。

 

たとえば、
上司に何か言われて、実行する、それで叱られる

 

今までならば、
「こんちくしょう」
「叱られて自分が情けない」
あるいは少し発展しても、
「叱られないように仕事をするにはどうすればいいだろうか」
と考えていたと思う。

 

こういう事から全く目線を変える。
「社畜」状態なら、何のしがらみもなく、黙って、
自分が上司だったらという目線で、上司を分析できる。

 

おまえが
「こんちくしょう」と思ったのなら、
その上司のコミュニケーションの仕方が必ずと言っていいほど、悪い。

 

ここで
「僕なら、こう言う」
とシナリオを黙って考える。

 

「僕なら、まず、ありがとうと言う。」
「僕なら、モチベーションを高めるためのこんな言葉をかける」

 

それで、
このことは何も言わなくていい。
上司に意見する必要はない。

 

しかし、この時考えた思考は、君が独立起業するときに力となる。

 

 

 

たとえば、
年配の同僚が早期退職を強要された。
会社の経営に疑問を感じる。

 

「僕もそのうち…」とおびえる。
しかし、おびえたり悲観したりする今までとは目線を変え、

 

 

ならば、僕が経営者だったら
と思考する。

 

いろいろな問題、どうすればよくなるか考えられると思う。
これも意見する必要はない。

 

この思考は、
自分がいざ独立するときに、物凄く役立つ。

 

 

 

労働の次元から価値創造の次元へ

 

これからのコロナの禍は当面続くと思う。
コロナワクチンが普及されても、社会的影響は10年は続くと、
社会福祉士としての私は見ている。

 

そこで必要になってくるのは、

 

「時間で雇われて労働する次元」から
「価値を創り、自分でその価値をマネジメントできる次元」に
自分の次元をシフトすることだ。

 

 

それが必要な時はいずれやってくる。

 

もしかしたら、
リストラや解雇されたり、店自体が廃業して
突然やってくるかもしれない。

 

そうなったときに慌てないために思考と方法論を磨いておく。

 

もしかしたら、突然「その日」がやってこなくても、
いずれ、自分で独立起業するときに必要なこと、
それはまさしく
「労働者の視点」ではなく、「価値をマネジメントできる視点」だ。

 

 

「労働者の視点」の恐ろしさ

 

では、「労働者の視点」とは何でしょうか?

 

それは
物事を「時間内にノルマをこなす労働者の目線」でしかやっていない状態であり、
決められたこと、やらなければならないことをしていればそれでいい。

 

それは
体を動かす肉体労働だけではない。

 

もし「頭を使う時代だ」と言って一念発起して退職して
アフィリエイトなどの「ネットビジネス」を始めたとしても、
「思考停止」している状態であれば、
これまでの
「時間の切り売り」の状態と何ら変わりはない。

 

例に出すと、
「コピペで稼ごう、サイト量産で稼ごう、
面倒くさい戦略なんか考えたくない
今までこれで行けたんだから、これでいい。」

 

そういう状態なら、退職する前の社畜状態と何ら変わりないということだ。
しかも、退職前とは違い、お前を守る社会制度も何もない。

 

そんなことで、「ネットビジネス」なんて考えるのは

 

「アホ」だ。

 

 

当然そういう「アホな」状態の人たちは
会社に所属していれば、
時間も、生活も、思考までも拘束され
搾取され、
いずれ自分自身なんかなくなって、
「●●商会の●係長」というアイデンティティーしかなくなる。

 

独立してネットビジネスをしている状態でも、
デフォルト化されている作業や手順に追い回され、
グーグルの基準が変わったわ、TwitterやYouTubeの規約が変わったわで
右に振れ左に振れして、
はじめはビギナーズラックで稼げても、すぐに稼げなくなり、
何が何だかわからなくなり、挫折する。

 

そしてまた、無職のころの振出しに戻り、
あらたにハローワークに行って
求職活動を始めても、
コロナの不況で、雇用は厳しく、

 

生活できなくなる。

 

 

その怖さ…わかるかい?

 

労働者から価値の創造者へのパラダイムシフト

 

一方、同じように会社に籍を置き、仕事も社畜状態でしながらも
すでに「労働者目線」ではなく、着々と自分の中で「価値」を創造しているなら、

 

いざとなった時も、またいざとなる前に自分で行動を起こすときも、
怖くない。

 

だから

 

頭脳を使わない仕事を淡々としている今も、
「頭脳」を使って「自分で価値を創造していける人」になるための思考を
考え巡らせなさい。

 

会社に所属していても、会社で自分を守りながら、自立する力を磨くことは出来る。

 

たとえ、会社の社員であっても
そのなかで、自分自身の頭を使って
価値を見つけ
価値を拾い
価値に気づき
価値を創造していく思考の習慣を持つ。

 

そういう人は
会社の組織の中にいても、
また、独立してネットビジネスに取り組んでいても
独立起業して、お店や、専門職事務所を立ち上げても、
自立して、ずっと自分の身を維持していけます。

 

 

つまり、
私たちは
「労働者目線の頭を使わない状態」から脱出して
自分自身の価値を創ることのできる次元にシフトすべきだ。

 

 

要は
たとえ理不尽な状態の只中にあっても、
いかに自分の中に
価値を創造できる視点に落とし込んでいくか。

 

「いつまでたっても労働者」
なのか
「前々から価値を考えていた」
のか、それとも、
「労働者の思考から脱出して、いま価値創造者の思考へ脱皮する」のか。

 

これを自分自身に問いかけてほしい。

 

いちばん大切な自分のいのち、自分の人生を守れ

 

弟よ、
一番大切なのは、自分のいのち、自分の人生だ。

 

自分のすべてを大切にするから
家族も、周りの人も幸せにできるんだよ。

 

お前が血反吐はいて死んでしまったら、
みんな幸せになれないんだよ。

 

弟よ、
もしこのブログを読んでいるなら
私のメッセージに耳を傾けてほしい。
リゲインなんか飲まなくていい。
24時間なんか戦えない。
自分の好きなもの飲んで、自分を可愛がってくれ。

 

弟よ、
生きろ。
自分を、楽しく生きろ。

 

もしこれを読んでもわからなかったら、
私が心を込めて書いた記事、
「人生のビッグWhy」を読んでくれ。


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