ノウハウコレクターよ知識を捨てるな!嵐の中で積荷は捨てない

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よく映画で、
船が嵐に遭遇して「積み荷を捨てよ!」
と叫んでいるシーンがあります。

 

しかし実際は積み荷を捨てすぎると転覆します。

 

じゃあ、積み荷はどうせればいいのでしょう?

 

また情報の積み荷が多すぎる「ノウハウコレクター」は
情報を捨てるのがいいでしょうか?

 

ノウハウコレクターの葛藤

 

もし今まであなたが、いろいろな自己投資をして
多くの知識を持っていても、
ライティングやビジネスの成果が出ず、

 

「あなたはノウハウコレクターだから、いらない知識は捨てましょう」
と言われてきたかもしれません。

 

「今すぐ捨てなさい。過去の知識に惑わされるな。」

 

しかし、捨てられますか?
もしかしたら、何十万円も投資して、
なけなしの睡眠時間も休日も削って
知識や情報の習得に努力してきた。

 

その、汗と涙の財産を、

 

捨てられますか?

 

今までのあなたの努力は、すべて無駄だったんですか?

 

嵐の海で積荷は捨ててもいいのか

 

嵐の海でのドラマに惑わされるな

「嵐だ!
積み荷を捨てろ!」

 

よく、映画などで、積み荷を海に捨てるシーンなどがあります。

 

さあ、
積み荷を捨てますか?

 

その積荷があまりに重く、
船の浮力を維持できないなら
捨てるという方策もあるでしょう。

 

しかし、捨て過ぎたらどうなるのか?

 

船はある程度の浮力と、
復原性(左右に傾いても元に戻る力)のバランスを持っています。

 

実は、捨て過ぎると、
重心が上に移動してしまい、
復原力(船が元に戻ろうとする力)が無くなった時点で
簡単に転覆する危険があるのです。

 

嵐の海で積荷を捨てない理由

 

 

船には、
重力が働く中心である「重心」があり
その反対の力として
浮力を保つ中心である「浮心」があります。

 

この「重心」と「浮心」の位置関係が
安全な位置関係にある時、
船は傾いても元に戻ろうとします。
これが
「復原性」(スタビリティー)です。

 

逆に、
積荷が乱雑に積まれて
船の重心の位置が高くなり、
重力の影響が、浮力よりも大きくなったら、
船はある程度傾いた時点で
元に戻るどころか、
クルっとさかさまに回ってしまう。
これが
「転覆」です。

 

だから、
重心の位置は低いほうが安全です。

 

荷物を捨てすぎるなというのはこういう理由からです。

 

 

積み荷は適正な位置に移動する

 

では、どうすればいいのでしょうか。

 

 

積み荷の置き場所を移動し、バランスを整える

 

これが正解です。

 

正確には
「積荷を適正な場所に配置する」ということです。
船の姿勢を決める「トリム計算」をして
タンク内の水も油も、倉庫の積み荷も
計算に沿って移動します。

 

転覆しにくいバランス配置に再構成するわけです。
だから
重荷は、なくてはならないものなのです。

 

ごちゃごちゃになっている積荷を
一度バラバラにする。

 

そして一つ一つの形や重さをリストアップし、
バラバラにした要素を再構成して、

 

船体のトリム(傾き)の計算をして
船が転覆しにくいような配置に積み荷や燃料、
バラスト水などを再配置します。

 

こうして船を、嵐に強い構造にするわけです。

 

積荷を捨てたりしません。
積荷を適正に使うんです。

 

 

情報の海でノウハウを捨てるか捨てないか

 

ノウハウは捨てるのではない。

話を、ノウハウコレクターと呼ばれている場合に変えると、

 

「ノウハウコレクター」というのは
いっぱいノウハウや知識を集めて持っているものの、
それが発揮できるような理解や、実践ができていない状態。

 

船に例えたら、
バラバラに積荷が配置された状態。

 

行動の心理で例えたら、
同時に何種類ものことを、同じ場所でできずに、
混乱している状態といえます。

 

しかし、ノウハウはある。
しかも、苦労して、多くの対価を払い、時間も費やして集めた
貴重な財産である。

 

このノウハウを、
捨てるのではなく、

 

今使えるものと、今は使わないものを仕分け、
「再構築」して
散在している点と点をつなげるのです。

 

こうして
ノウハウコレクターとして持っている豊富なノウハウは
最強の力を発揮できます。

 

ノウハウの再構築は自己判断では難しい

 

ただし、
この「再構築」は、
自分の力だけですることが難しいということも、
注意が必要です。

 

自己判断で、自分の力ですると、時間がかかる、
それだけじゃなく、
時間をかけて行っても、また方向性がブレてしまう確率が高い。

 

また無駄な時間と努力を重ねてしまう、いや、ブレて逆効果になってしまう。

 

ノウハウコレクターになってしまうくらいの状態なので、
適正にしたつもりが、またもっとわけがわからなくなる、

 

こういう可能性が非常に高いです。

 

例えば、嵐の前の船の場合、
積荷は捨てず、トリム計算をして適正に配置するお話をしましたが、

 

トリム計算は素人にできるものではありません。
複雑な計算で、これはデッキオフィサーなどの専門家がします。

 

だから、
あなたの自己判断で、「ノウハウの再構築」をすると、
多大な時間を要する上に、
違った方向に向いてしまい、また挫折するリスクが非常に高いのです。

 

ノウハウの再構築を指導してくれる専門家を選ぶ

 

だったらどうするか。

 

成果への道筋が分かった、専門家の先駆者をメンターに選び、
指導を受けるのが最も近道です。

 

 

専門家なら
どんな点とどんな点を、どういう順序でつなげるかの道筋を知っている。
再構築の道筋を知っている。

 

「このノウハウは今は使わないから、棚上げしましょう」
「これとこれは、こういう着眼点でつなげましょう」
「このノウハウは、不必要で有害なので捨てましょう」

 

メンターは
的確にアドバイスをくれるでしょう。

 

メンターを選ぶ時の着眼点

 

しかし、
メンターやコンサルタントと名乗っている人なら
誰でもいいというわけではありません。

 

わけがわからない指導をする人についてしまったら、
もっとわけがわからなくなり、
さらにノウハウコレクターの度合いが深まってしまいます。

 

じゃあどういう人を選ぶべきか、

 

一言でいうと、
あなたが悩んでいることに
迅速に、具体的にわかりやすく指導助言をくれる人
実際にあなたの力になってくれる人
です。

 

  • あなたがやろうとしていることに、詳しくかつ経験を多く持つ人
  • しかも今なお現役プレイヤーで実践して成果を出している人
  • 助手などを介してではなく、メンター自ら直接指導してくれる人
  • 質問や相談への対応が早い人
  • あなたの理解力に応じて、わかりやすく具体的なアドバイスをくれる人

 

 

こういう方を選ぶべきです。

 

無駄な努力は何一つない

 

あなたはこれまで、
多くの時間を使い、
多くの努力をし、
あるいは、多くのお金を使って

 

いろんなことを勉強し、いろんな情報を集めてきたかもしれません。

 

それなのに効果も実績も出ないことで
自分を否定され、
自分自身も自分を否定しているかもしれません。

 

 

しかし、
これはあなたの強みです。
努力をしてきた、多くの知識を得てきた
これは眠っている強みです。

 

このことは誇りを持っていいと思うんです。

 

なかなか一歩踏み出せない人が多い中、
果敢にも自己投資してきたんです。

 

たとえ、高いお金を払って何の役に立たない情報を買ってしまったとしても、
プラスになるどころかマイナスになる情報を得てしまったとしても、
その苦い経験自体が
あなたの価値ある情報資産となっているんです。

 

そしてこんどは、
この眠っている価値を
生きた価値にするように、

 

再構築をアドバイスし、
本当に捨てるべきものは捨てるようアドバイスしてくれる
本物のメンターに出会うことで
あなたの今までの努力は全く無駄ではなかったことに気づきます。

 

 

この記事のまとめ

 

「ノウハウコレクター」と呼ばれている人は
一般的に、
知識ばかり多くて、それを効果的に実践できない人、
成果が出ない人と言われています。

 

多くの場合
「重たい知識を捨てましょう」と言われます。

 

これはある程度正しいのですが、
たくさんの知識があるというのは、あなたの強みであり、
これまでのあなたの努力と行動があってこそのものです。

 

船に例えると、
嵐の海で積み荷を捨てすぎると、
重心が上がってしまい、転覆しやすくなります。
だから、
トリム計算をして
積荷を適正な位置に移動し、
転覆しにくい配置にします。

 

だから、積み荷を乱雑に積んで、どう使えばいいかわからない状態に相当する
「ノウハウコレクター」状態の人は
これらの重たいノウハウを再構築し、
こんどは実際に成果につながる実践にしていくと
最強の力を発揮します。

 

ただし、これは自己判断ですべきではありません。
トリム計算は専門家にしかできないように、
ノウハウの再構築は、
あなたの強みを理解して、それを引き出してくれるメンターを選び、
メンターの指導と助言をもらいながら行っていくことが
最短の道と言えます。

 

しかし、誰でもいいというのではなく、
どんな人をメンターに選べばいいのかよく考えて判断すべきです。
あなたのために、直接、具体的で実践的なアドバイスを、
レスポンスよくしてくれる、力になってくれる人。
そういう人をメンターに選んで、最短最速で成果を上げることが賢明です。


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