災害発生後の避難所で、あなたと家族のために配慮してもらう知恵

熊本南部集中豪雨の被害が拡大しています。
災害発生後、福祉避難所ではなく、まず一般避難所に避難しますが、
そこでの知恵について書きました。

 

あなたやご家族に特別な配慮が必要な場合、
それを色々な人に説明する工夫が必要になります。
ここで、あなたが学んでいるライティングが役立ちます。

 

自分の情報を書いた紙を作ると便利

 

災害の時、いろいろな職員に相談しなければならないこともあるでしょう。
普通の時よりも頭が混乱しているのに、同じことを何回も言うのは、きついよね。

 

それで、そのへんの紙でいいから、(なかったら職員に何か紙をもらって)
自分の情報を書いて持っておくととても便利です。

 

 

飲んでるお薬を人に伝えられるように

特に、毎日飲んでいる薬がある人は、
薬の情報は重要です。

 

糖尿病や通風、精神科・心療内科の薬など、
薬を欠かすと体に影響が出る場合は
なくなったら処方してもらわないといけません。

 

 

でも心配しないで。

 

 

避難所には、医師、看護師をはじめ医療スタッフがいます。
一般避難所にもいます。
申し出たら処方してもらえます。
そのときに必要なのが
あなたがどんな薬を飲んでいるかの情報です。

 

 

お薬手帳のある人は、いつでも持ち出せるように、
わかりやすいところに置いておき、
いざ避難となったら、薬と一緒に持ち出しましょう。 

 

でも、あわてて、忘れてしまうこともあるでしょう。
そういう場合は、
どんな紙でもいいから、
薬の種類、一日に何錠いつ飲んでいるかを
メモ書きして、人に一目でわかるようにしましょう。

 

避難所の係員に頼んで、紙とペンを借りて書かせてもらいましょう。

 

薬を切らせたときに処方してもらう際に、
その紙を見せましょう。

 

配慮の必要な内容について人に伝えられるようにすること

また、お薬のことに加え、

 

配慮の必要なことを大きく紙に書いて
人が一目でわかるようにしましょう。

 

そうしておかないと、いちいち説明する気力が続かないと思いますし、
いろいろな係員に同じことを何度も言っているうちに疲れ果てます。

 

「左足が不自由です」
「ペースメーカーをつけています」
「耳が聞こえにくいです」
「大きな声で発作が起きます」
「オストメイトが必要です」
「ゆっくり話さないとわからないです」
「日本語があまりわかりません」
など。

 

認知症のご家族や、
自分の名前を言えない小さいお子様などがおられる場合は
行方不明になったりした場合に備え、

 

氏名や家族名、携帯番号などを書いた名札やカードを
身に着けてもらうようにしましょう。

 

名札を持ってもらってもなくすということもあり得るので、
最も確実なのは、着ている服に、名前と連絡先を書いた布を縫いつけることです。
このような準備を平時からしておくと、
いざとなったら「ああ、よかった」と思うことも出てきます。

この記事のまとめ

この記事で伝えたい重点をまとめると、

 

避難生活においては

あなたや家族について、配慮が必要なことを、出来るだけ正確に手短に伝えることが大切
しかし、いざという時気が動転して伝えられない
同じことを何回も違う係員に説明するときがなえてしまう
だから、日常飲んでいる薬や、配慮の必要なことを書いたメモを準備しておく
メモがない場合は、紙とペンを借りて、書かせてもらう。

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