ライティング初心者スタートのコツ〜信頼できる情報を見極める5つの知恵

ライティングを始めるにあたって、最初に学ぶべき情報を見極め、
自分のために厳選した情報を効率よく使うことがとても重要です。
しかし、ネットには、ありとあらゆる情報が渦巻き、
その渦に巻き込まれないようにする必要があります。そのための5つの知恵は?

 

情報の濁流にのみこまれないために自分を守ろう

 

思い返してみましょう。
何かを習い始めよう、何かの資格を取ろう、そう思って始めたとき。

 

あるいは、あなたは学校を受験しようと思って、
受験勉強を始めたこともあるかもしれません。

 

いずれにしても、
あなたは、学び始めるためにどんな道があるのか調べる、
信頼できる先輩や先生に聞く、
どんな本を最初に読むのか、どこの教室に通うのか、検討する。
そして必要な時間や必要な資金を計画して、始める。
学習を始めたならば、計画的に、継続してやる。
3日坊主にならない。

 

そうしてとり組んできたと思います。

 

ネットの上でも、
全く同じことが言えます。

 

それが、実際に人に会ったり、お店で買ったりするのか、
ネットを通しているのかの違いだけです。

 

考え方は同じです。

 

ただ、注意していただきたいのは
ネットの上には、有益な情報もあれば、無益な情報もあり、さらに、
詐欺や違法行為などの有害な情報まである。

 

「ネットで調べる」 のと 「図書館で調べる」 のは
違いがあるのです。

 


ネットの上では、
いろんな情報がミックスしてどっと入ってきて、
その中には「情報の爆弾」もあるので
「思考の武装」をして、心と行動を守っておかないと
大変なことになります。

 

情報の濁流に飲み込まれ
自分が一体何をしているのかさえ分からなくなり、
膨大な時間と、膨大なお金と、
そしてあなた自身の未来や、信用まで

 

失ってしまいます。

 

 

「しまった・・・・」

 

いいえ、
「しまった」では済まされません。
「膨大なお金を、自動で手にできる」と意気込んで始めたことで
「膨大なお金と時間と信用を一瞬で失う」ということが
ネット上では起こりえます。

 

高確率で


起こりえます。

 

 

ネットという海は、
おいしいエサと
痛い釣り針が
ぎっしり絡み合っている
釣り場の海にも似ています。

 

海というのは、海水じゃなくて
知識や思考といった情報の海です。

 

だからこそ
情報を見極める知恵を身につけて
自分自身を守ることが、絶対に必要なのです

 

今からその知恵をお伝えします。

ネット情報は信用できるか?を見極める

 

先に書いた通り、ネットには、有益な情報、無駄な情報、そして有害な情報まで
ごちゃまぜに存在しており、
中には有害なのに有益なふりをしているような、変装した情報まであります。

 

中には
ふたを開けるまで判断できない情報(つまり、購入しないとわからない情報)もあり
注意が必要です。

 

 

しかし、中身を見ないと判断できないような仕掛けのある情報でも
ネット上を見れば、その情報の周囲には
その評価・口コミがあちこちに書かれているという、
「情報の濁流」独特のメリットもあります。

 

だからあなたは
その情報が信用できるか、出来ないかを見極めるための視点が必要です。

 

 

次に、その視点についてお話ししましょう。

 

 

情報がどのように作られるか、流れを理解する

 

私は学問の世界が長いですが、
学会などで、信頼できる情報を提供するためには、
あるプロセスが必ず踏まれています。

 

そのプロセスがしっかりしているかどうかで、
その情報が信頼に値するものなのか、うわさやデマなのかを判断できます。

 

この流れは学術論文という限られた世界だけじゃなく
商品の説明などのお買いもの情報や、
コマーシャルなどの私たちの身近なところにも使用されています。

 

一方
そのプロセスをしっかり踏んでいない情報は
「うさん臭い」「ガセネタ」「ひとりよがり」「買え買え君」
ということになります。

 

ではその流れとは

 

大きく言うと
「ニーズ」「収集」「評価」「提供」
になります。

 

 

 

「情報」を作り、使うサイクルとは

 

「情報」を作って使うサイクルは大きく言うと
「ニーズ」「収集」「評価」「提供」
になりますが、

 

 

 

この各サイクルをさらに細かく分けると、
7つのサイクルになります。

 

 

 

順番に説明します。

 

「情報の目的」

 

まず、情報を知りたい人の使命や目的があります。
「このことを知って、〇〇に役立てたい」とか。

 

情報のニーズ

 

そして、「こんなことを知りたい」「これはどうなってるの?」というニーズを挙げて
「情報の要求」をします。

 

 

 

 

「資料の収集」

 

さらに、こうしたニーズに答えられる資料を、
文献、新聞、ニュース、ネット、インタビューなどから集めます。
この段階では、濁流に例えると、泥水も、清水もとにかく広く集めます。

 

 

 

(なお、たくさんノウハウを集めて活用できていない「ノウハウコレクター」と言われる人は、
この「収集」にばかり時間とお金を費やし、
ほかの6つの要素を考えていない人が圧倒的に多い。)

 

 

 

 

「資料の評価」

 

そして、集めた資料が信頼できるか、一つ一つ評価します。

 

 

 

「情報の分析・作成」

 

さらに、評価してOKな資料をいろいろ比較したり、分析したりして、
最初に「要求」したニーズに答えられる内容にします。
これをもって初めて「情報(インテリジェンス)」と言います。

 

 

「情報の提供」

 

こうして出来上がった情報を、必要な人に提供もしくは販売し、
提供を受けた人はその情報を利用します。

 

 

「情報の再評価」

 

情報を使った人は、最初の目的を満たしてくれたか、役立ったかを評価し、
まだ役立っていなかったり、役立てたうえで新たに知りたいことが出てきたということを
ポイントごとに書きだし、
新しい要求をします。

 

 

こうしてまた最初のサイクルに立ち返って、
次の情報サイクルが展開されるというわけです

 

しっかりした、信頼できる情報は、
必ずと言っていいほど、この流れができています。

 

必ずと言っていいほどです。

 

この流れを理解することで
自分が情報を探して、信頼できる情報を見極めるうえでも役立つし、
また
自分が情報を作って、人に提供するうえでも
(まさにライティングですね)
超絶に力を発揮します。

 

これは、
ネットという情報の濁流から
不純物を取り除いて、清流にし、
さらにその清流から汲んだ水を消毒し、
その人に必要なミネラルを加えて
飲料水にして届けるのとイメージが似ています。

 

 

情報を評価するプロセスを理解する

 

この一連の流れの中で
あなたが情報の濁流に飲み込まれないためには、

 

「情報の評価」のプロセスがとても重要です。

 

評価には二通りの要素があります。

 

 

 

信頼性の評価

その情報の提供元や教えてくれた人が信頼できるかどうか?

 

適正度の評価

もう一つは、情報の内容が矛盾や虚偽等がなく適正かどうか?

 

 

 

@「信頼性の評価」についてですが
例えば、その提供元は、しっかりと複数の人や、
責任のある専門家や権威のある専門団体の監修やチェックを受けているか、
著者名や連絡先が記載されているか
(ブログやメルマガだったら「運営者情報」にしっかりと連絡先が記載されているか)、
それを書いた人がどのような人で、どういう立場で書いているのか
(ブログなら、プロフィールや自己紹介の記事、
書籍なら、「奥付」や「はじめに」「おわりに」に著者のイメージがはっきりしているか)

 

 

A「適正度の評価」についてですが
例えば、内容に矛盾がないか、
客観的に知ったことと、自分の考えが区別されて書かれているか、
引用元や、参照元がしっかり書かれているか、
その情報を信じるに値する資料(実例やエビデンス)が書かれているか
その資料と照らし合わせてつじつまが合っているか
もちろん、公序良俗や社会秩序を乱すような内容でないかも重要です。

 

研究者などの「情報のプロ」は、
この二つの評価ができるかどうかを、専門的に調査し、
学術論文や研究論文の審査にかけます。

 

ライティングを始めるあなたも、
ネットの情報の濁流に巻き込まれず、うまくサーフィンするために
簡単な調査が必要です。

 

ネット上には、ありがたいことに、
その簡単な調査ができる特別なアイテムがたくさんあります。
次にそのアイテムについてお話ししましょう。

 

 

 

初心者でも情報をしっかり評価できるスペシャルアイテムとは

 

それでは、
情報の「信頼性」と「適正度」を評価する、スペシャルアイテムとは何でしょうか?

読者の声や感想

 

まず挙げられるのが
読者、購入者の声や感想
です。

 

その情報が発信されているサイトやメルマガの中に
「読者の声」や「コメント」、「感想」が引用されていることが多いです。
試しに
「アマゾン」、「楽天」、「ヤフーショッピング」、「価格ドットコム」などの
大型ポータルサイトを見てみましょう。
そこには必ずと言っていいほど、レビュー欄や口コミ欄があります。

 

 

 

また、そのサイト内だけでなく、
そのサイトの発信者以外の人がどう言っているかを調べることもできます。
試しに
グーグルなどの検索窓に
「〇〇(ほしい商品) 評価」とか
「〇〇(ほしい商品) 口コミ」とかを打って検索してみましょう。

 

売れている商品ほど、いい口コミも、良くない口コミもたくさん出てきます。
ただし、
ネットでは、その商品を売ることを目的にしたアフィリエイターの記事も多く
(「アフィリエイター」というのは、その商品の販売を促進し、
それが売れると売り上げの一部を報酬として受け取る人々です)
アフィリエイターも、しっかりした情報を伝えている人もいれば、
根拠も調べずコピペしている人もいるので、サイトの「運営者情報」でチェックしましょう。

 

 

推薦の言葉

 

また、書籍や、情報教材の多くには
「推薦の言葉」
が載っていることがあります。

 

これも役立ちます。
その専門領域で、成果を出している先駆者の人、権威のある人から
どんな推薦がされているのかを調べることができます。

 

「推薦の言葉」を見たら、
その推薦している人がさらに、どんな人なのか調べることも
評価に役立ちます。

 

裏付けになる他からの情報

 

さらに
「別の場所からの情報の裏付けをとる」ということも強力です。
(「ウラを取る」とも言われています)

 

その情報を発信している人や発信サイト以外から
いろんな視点から、どんなことが言われているのか
違う情報源では何が言われているのかを調べます。

 

 

ただし、
ネットの環境では、アフィリエイターの情報が氾濫し、
その情報源をたぐると、ほとんど同じ情報源で、
内容も同じような現象もあるので、
注意が必要です。

 

情報教材の信頼性を測る決め手とは

 

さらに
特に、ネットで何かを取り組むための情報を販売している教材については
その信頼性を評価する上で
決め手となるアイテムがあります。

 

それは

 

その教材を購入する前に
販売者に直接質問することです。

 

ネット販売の情報教材は
書籍よりも価格が高いものが多いです。
なぜなら、
書いて販売することだけではなく、
それを購入者が実践でき理解できるまでアフターフォローすることも、
商品の価値の中に入っているからです。
(それすらなく、価格だけ高いような「売りっぱなし」の教材もたくさん見かけました。)

 

だからこそ
この「アフターフォロー」の価値を、
高いお金を払って買う前にチェックするわけです。

 

しっかりしたところが販売している教材の販売ページには
必ず、「お問合せ」のフォームがあります。

 

(このフォームのないものは、購入しないほうがいいです。
というか、購入してはいけません!)

 

ここから、購入前に「お問合せ」をするのです。

 

アフターフォローを購入後も約束通りしてくれる販売者は
この「お問合せ」にしっかり答えてくれます。

 

その際、
「お問合せ」に迅速に対応してくれるか
(だいたい2日から3日以内が目安 早い人では1時間後に丁寧な返信が来ました。)

 

「お問合せ」に対して、内容のしっかり書かれた返信をしてくれるか
(その著者が書いた返信かどうか。)
を目安に判断しましょう。

この記事のまとめ

この記事では、あなたがライティングを初めて学ぶにあたって、
どんな情報をどのように手に入れていけばいいかについてお話ししました。

 

ネットの世界での情報収集は、図書館とは違い、
有益な情報や、
無益な情報、
あるいは有害な情報まで、ごちゃまぜになって
どっと流れています。

 

何も考えずに始めると
この濁流にのみこまれてしまい、
大切な時間とお金と信用を失ってしまうことが
高確率で起こります。

 

だからこの記事では、それを避けるための知恵として
次のポイントをお話ししました。

 

まず、「情報」を利用するためにも、また、ライティングを通じて「情報」を提供するためにも、「情報」がどのようにして作られるかの流れを理解しよう

 

情報ができていく4つのプロセスは、「情報のニーズ」「収集」「評価」「提供」があり、各プロセスはつながって循環していることをまず理解しよう。「ノウハウコレクター」と呼ばれる人の多くは、その循環が理解できていない。

 

この4つのプロセスはさらに、7つのプロセスに分かれる。

  @その情報をどんなことに使いたいかという「情報の目的」、
  Aそしてその目的を満たすためにはどんなことを知りたいかという「情報のニーズ」、
  Bそのニーズを満たしそうな資料をあらゆる場から集めてくる「資料の収集」、
  Cさらに収集した資料が信用に値するのかを考査する「資料の評価」、
  D評価した資料から分析・整理してニーズに答えられる形にする「情報の分析・作成」
  (これをもって初めて「情報」と呼ぶ)
  Eこうして作った情報を、必要な人に知らせる「情報の提供」
  F提供を受けた人が、それが役に立ったか、新たなニーズがあるかを打ち出す「情報の再評価」

 

このプロセスの中でも「評価」は特に重要だ。「評価」には二通りあり、その資料や、くれた人が信頼できるかという「信頼性の評価」、もう一つは、その内容に矛盾がないか根拠があるかなどの「適正度の評価」がある。教材の購入の前には必ず評価をしよう。

 

誰でもできる「評価のアイテム」を活用しよう。そのアイテムとは、まずは「読者の声、感想」であり「推薦の言葉」も参考にできる。また、そのサイトだけではなく、ほかの情報源からも、裏付けとなる評価を取ろう。さらに決め手は、教材の著者に問い合わせメールを送る。その対応次第で信頼性が評価できる。

ページの先頭へ戻る