コロナ不況でも逆境を乗り越える5つの方法〜嵐の航海からのコーチング第4話

コロナ不況,逆境を乗り越える方法,嵐,航海

台風を凌ぐ超大型低気圧を突破した体験を、前回の記事でお話しました。
この体験からの学びは、人生やビジネス、家庭生活でどの様に活かせるのか?

 

新型コロナウイルスに端を発する大不況という逆境にあって、
どう活かせるのか?このお話をします。

 

人生で逆境の嵐に遭遇したとき

 

私達は、
人生という広く長い海を航海して、

 

何度となく、嵐のような逆境に遭遇することがあります。
まさに、コロナウイルスのパンデミックという想像もしなかった事態に遭遇している今、

 

人生の嵐の真っ只中にいると言えます。

 

そんなとき、
どの様に思考し、どの様に振る舞えばいいか。

 

それを、前回お話した嵐の航海のお話から気づいてほしい。

 

そして、

 

今まさに真っ只中にいる、コロナに伴う暮らしや健康問題の嵐を
持ちこたえようではないか。

 

ここに挙げる5つの極意は、必ず、いま逆境の真ん中にいるあなたに役立ちます。

 

 

では、順番にお話します。

 

驚いても間に合わない

 

太平洋の南方でのことでした。
957pha級の超弩級低気圧から逃げることができないとわかったとき、

 

私は覚悟を決めました。

 

驚くことも、ぐちや不安を言うことも、
間に合いませんでした。
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「いよいよ突入」

 

その時私はもうすでに、全力で船を操船し、
姿勢を保ち続けていました。
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驚きや悩みはマイナスしかもたらさない

 

なにかが起こったとき、
驚きや悩みは、マイナスしかもたらしません。

 

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武道でも、「こころの4病」として、
「驚き」、
「疑い」、
「悩み」、
「迷い」が戒められています。

 

このような「こころの4病」に支配されていると
パニックや混乱が起き、根も葉もない噂に振り回される。

 

そんな愚かな状況になっていては、
自分だけではなく大切な人を守りきれません。

 

行動の優先順位を決める

 

では、どの様にすべきか。

 

いまなにをすべきか。
あとでも良いことはなにか。

 

取るべき行動の優先順序を、まず決めます。

 

 

「悩む」のではなく、
「思考する」のです。

 

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短時間で順序よく思考します。
そして
いま最優先の行動を決めます。

 

 

行動は、即座に、果敢に、はっきりと取る

 

そして、取るべき行動を決めたら、
どっちつかずの態度や、中途半端な姿勢ではなく、

 

はっきりと、
果敢に
大胆かつ慎重に
行動します。

 

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中途半端でどっちつかずの行動は
事態を混乱させるだけではなく
自分自身にも、
周りの人にも、
安心をもたらしません。

 

決めたことが正しいか、そうでないか、
これを不安がるのではなく、
いずれであろうと、
徹底的に、果敢に、大胆に行動すべきです

 

 

決して逆境に自らを明け渡さない。

 

嵐の真っ只中で、私が考えたこと、それは一つでした。

 

この嵐の力に船を明け渡さないこと。

 

嵐の力を正面からややずらした角度で受けて立つ。
その姿勢を、船を自ら操船して保ち続けることでした。

 

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もし、それをあきらめ、嵐に屈服したら
船は横波をまともに受け、転覆します。

 

 

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嵐だけではなく、人生の逆境でもそれは当てはまる、
そう気づきました。

 

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逆境の真っ只中でも、自らのスタンスを保ち続ける。

 

逆境の中では、マイナスの声があちこちから聞こえます。
(こういう声を発する人を、夢を潰す人という意味で
「ドリームキラー」とも呼んでいます)

 

「こんなことして何になるの」
「どうせろくなことがないぜ」

 

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声は、身近な人や、信頼していた人からも聞こえてくるかもしれません。
また、自分自身の中からも聞こえてきます。

 

「どうせぼくなんか・・・」

 

しかし、根拠のないこれらの声には、
何ら具体的知恵はありません。

 

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「このようにしよう」と自分で決めたなら
そのスタンスを保ち続けること。

 

 

 

波や風を真正面から受けるのではなく、
少しずらして、力をかわしながら、
力に立ち向かい続けるのと同じく、

 

自分の姿勢を保ち続けることです。

 

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姿勢を保つことは頑固になることではない

 

ただし、「姿勢を保つ」ことは、
今の考えに固執することではありません。

 

 

 

最も大切な目標は
この逆境を持ちこたえることであるので、
その目標に向かうための真摯なアドバイスは聞くべきです。

 

そのなかに、自分の方針を変える価値があると判断できるものがあるのなら
針路変更する。

 

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そしてもし、針路変更(方針転換)するなら、

 

これもはっきりと明確に、大胆に、方針を変換し、
変更後は、その姿勢を貫くことが大切です。

 

「なるようになる」と思わない。

 

今の姿勢を貫く場合も、
アドバイスを受けて方針を転換する場合も、
いずれの場合も、

 

決して思ってはならないこと、

 

それは
「なるようになるさ」
と、逆境の圧力に身を任せてしまうことです。

 

船が姿勢を保つ努力をあきらめ、
嵐の力に身を任せて漂流を始めると、
たちまちに横波を受け転覆するのと同じく、

 

自分の姿勢を放棄すると、
逆境の弊害は容赦なくあなたを襲います。

 

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「なるようになる」とはどういうことか。

 

それは
逆境の圧力に飲み込まれ
自分を見失い、
健全な生活も、健全な心も失ってしまうことです。

 

それだけは絶対に避けたい!

 

 

 

 

自分の意志と思考で主体的に生きる

嵐の中では、
一刻一秒変化する、波や風の力を常に読み、
それに応じて、
オートパイロットなどに頼るのではなく、
自分で、自ら船を操船し、機械と舵を使って姿勢を保つこと。

 

そのお話をしました。

 

自分の人生は誰も代わりに生きられない

 

これまでお話してきたこと
それは、自分自身の取り組みや、生き様について、

 

依存的にではなく主体的に、
つまり、人任せにではなく、
自分の意志で、自分の思考で人生を進めていくということです。

 

の人生は、誰も私の代わりに生きられません。
同時に
あなたの人生は、誰もあなたの代わりに生きられません。

 

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だから
この自分自身の人生を
自分の意志で、自分の思考で
主体的に生きる

 

 

特に逆境ではこれが重要です。

 

逆境の情勢をたえず判断する

 

どんな逆境にあっても、内外の圧力に身をゆだねず、
自分の人生というたった1隻の船を、自分が動かし、
姿勢を保ち続けなければなりません。

 

 

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刻一刻と変わる
周囲の情勢に対して、たえず情報収集をし、
それに振り回されることなく、
たえず変化する外圧に応じて
自分の姿勢を保つための行動を
果敢にかつ柔軟にとっていく必要があります。

 

 

あきらめず未来を信じる。現実に落胆しない

 

嵐は必ず過ぎ去ります。
自らの姿勢を保って持ちこたえなければならない期間、
それには必ず終わりが来ます。

 

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嵐が去ったときに、
再度、目的地への航路を定める。

 

このことを絶対に忘れてはならない。

 

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錯覚に惑わされない

 

そして
嵐の真っ只中にいるとき、
情報は正確に伝わってこないかもしれない。

 

自分が全力で行動しているのに、
何も成果がないと思ってしまうかもしれない。

 

噂や、マイナスのニュースに平常な心を失うかもしれない。

 

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しかし、

 

これらは、錯覚に過ぎません。

 

 

今、姿勢を持ちこたえている、
なんとかやっている

 

この事自体が、
はっきりわかっている結果です。

 

だから、
惑わされることなく、
自身の姿勢を保ち続けてください。

 

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時間が解決するという意味とは

 

「嵐の中でも時が経つ」

 

恩師がよく言ってくださいました。

 

これは
嵐に身を任せていたら、なるようになるという意味では
決してありません。

 

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嵐に決してこの身を明け渡さないように
自らの姿勢を歯を食いしばって保ち続けているうちに、

 

必ず嵐が去る。
こういう意味です。

 

「時間が解決する」というのは、
「嵐が去る」という意味です。
それまで、全力で臨め。
そういう意味です。

 

 

嵐は必ず過ぎ去るから、必ず目的地点へ到達できる

 

嵐の中では
全力全開で爆進していても、

 

海図の上では一向に前に進まない、
むしろ後退していることが多い。

 

しかし、姿勢を保ち続けている事自体が、
いまわかる結果である。

 

このことはお話したとおりです。

 

姿勢を保ち続けていたら必ず嵐は過ぎ去り、
静かに晴れ渡る海が現れます。

 

この時点で
再び自分の船の位置を測定し、
目的地を確認し、

 

海図にコースを引けばいいんです。

 

このように、
逆境は過ぎ去ります。

 

そして、新たに
計画を立てる。

 

その計画に沿って進んでいけば、あなたは必ず目標に到着できます。

 

このことを信じてください。
逆境の中でも信じてください。
コロナ不況,逆境を乗り越える方法,嵐,航海
そして
逆境が去って、
目標に向かって進む姿のイメージを
決して失わず、持ち続けてください。

 

根拠と理由のあるあなたの夢、あなたの目標
これは
どんな嵐も奪うことはできません。

 

 

自分と仲間を信じる

 

そしてこの記事の終わりに
あなたに強く伝えたいこと、

 

それは、

 

自分自身と仲間を信じてほしい。

 

そのことです。

 

逆境の嵐の中では
自分が何をしてもダメだと思ってしまうかもしれません。

 

自信がなくなり、この先が不安になりがちです。

 

 

でも
いま
こんな状況の中でも、姿勢を守り、
いま、持ちこたえているあなたがいる。

 

このあなたを
評価してほしいんです。

 

 

あなたには力がある。

 

 

これだけの逆境の嵐の中で、自分のスタンスを守ることは
並大抵のエネルギーでできることではない。

 

そんな中を
あなたは持ちこたえてるんだ。

 

そして、
あなたが店舗などの事業で、仲間と一緒にチームで取り組んでいるのなら、
また、家族で逆境に立ち向かっているのなら、

 

自分自身と同じく、
仲間を信じてほしい。
家族を信じてほしい。

 

そして絆を深めてほしい。

 

心からそう願います。
コロナ不況,逆境を乗り越える方法,嵐,航海

この記事のまとめ

 

この記事では、
想像を絶する嵐の中を限界突破した私の体験と、
そこから気づいた、
人生の逆境を乗り切る極意をお伝えしました。

 

それはこの5点にまとめられます。

 

驚いても間に合わないので、すぐさま取るべき行動の方針を決める決して逆境に自らを明け渡さない。自らの姿勢(スタンス)を貫く。

 

行動は、即座に、果敢に、はっきりと取る。もし、方針転換する場合でも、果敢に、明確に、大胆に行動し、それを貫く。

 

自分の意志と思考で、主体的に生きる。自分の人生は、誰も代わりに生きられない。

 

あきらめず未来を信じる。現実に落胆しない。自分と仲間と家族を信じる。

 

 

最後に、
このお話にピッタリのオカリナ演奏を披露します。

 

私が
嵐の体験を思い出しながら、魂を込めて吹いた演奏です。
アメイジンググレイス「魂の旅路」の演奏動画です。

 

コロナ不況,逆境を乗り越える方法,嵐,航海

 

https://youtu.be/w-4YY3Fm3Es

 

 

逆境はいずれ去る。

 

あなたの成功、祈ってます。
今持ちこたえているあなたを、応援しています。


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