ライティングやブログの記事ネタ・題材がうかばない人へ〜知らないことを知ることのススメ
ライティングの題材やブログ・メルマガの記事ネタがうかばずに困っていませんか?ちょっとした工夫や考え方で、未知・未経験の領域が広がっていきます。
知らないことを知る
「知らないことを知る、
経験しないことを経験する、
そこにつながるのは
明るい未来」
ちょっと抽象的な言葉かもしれませんが、
知らないことに対して、
興味を持って、
知らなかったら、知ろうとして、
難しかったら、ほかの人と一緒に考えたり話し合ったりして
そうしているうちに
新しいアイデア・ひらめきや
新しいつながりができてくる
そうすると、新しい流れが開かれてきます。
新しい流れが開かれると、不思議なもので、
どんどん新しいことに出会うようになってきます。
それは何も、
講座やセミナーなどで新しいことにチャレンジしようという事だけではありません。
日常生活の中で、ちょっとだけ今までしないことをやってみる
新しいことをする、知らないことを知るネタは、意外と毎日の生活にあります。
なにも、難しいセミナーなんかに行かなくてもいいよ。
例えば、
いつも、車で近所のスーパーに買い物に行っているのを
今日は歩いて行ってみる。
そうすると、車では見えなかったものが新しく見えるかもしれません。
私は一昨日、それをしてみて、
近所のあぜ道に、きれいなタンポポが咲いているのを見つけ、
こんな近くにこんなきれいな場所があるんだ!と感動しました。
他にも、
作ったことのない料理を作ってみるとか、
普段あんまりしゃべったことのない友達と、ちょっとお話ししてみるとか、
いろいろあると思います。
ちょっと考えてみましょう。
一人なら、紙やノートに書きだしてみるのもいいし、
家族や仲間がいるなら、いろいろ話し合ってみるのもいいかもしれません。
今まで気づかなかった、
「ちょっと新しいことをしてみる」アイデアが宝の山のようにザクザク出てきますよ。
珍しいことに興味を持ってみる
たとえば、経験したことがないようなこと、見たことがないようなこと、
ちょっと難しそうと思うかもしれませんが、
そこで敬遠するのではなく、とりあえず覗いてみる。
例えば、私は9歳のころオカリナに出会い、それからずっと吹いていますが、
それは、
父が連れて行ってくれた楽器店での発見からでした。
何かサツマイモのような形の、面白い土笛を見つけ、
「吹いてみたい」と店員さんに言って吹かせてもらったのが、オカリナとの出会いでした。
「変な形の笛。」ということで敬遠していたら、今日までの楽しみはなかったと思います。
また、私の興味関心はオカリナだけにとどまりませんでした。
2年ほど前、
芋虫みたいな変な土笛を見つけ、吹いてみたら
魂に届くような音色でした。
はまってしまい、今日までずっと吹き続け、韓国の国際音楽祭でも披露しましたが
これは
「古代笛」といい、
古代縄文時代の祈りの笛をイメージして作られたものと聞きました。
この「古代笛」を自在に吹く人は日本でも数少なく、
私も「古代笛演奏家」として数少ない奏者の中で活動しています。
難しいことも、やってみれば見方が広がる
たとえば
「こんな事難しいから後回しだ」
「困難なことは避けたい」
と思っていることに取り組んでみる。
簡単に言うなよ!と叱られるかもしれませんが、
意外と、それは、「知らないことを知る」強烈な助けになるんです。
成功するかどうかではありません。
私たちは「失敗するかもしれない」という恐れから何もしないことが多いと思うんですが、
たとえうまくいかなくても、それを経験することで開ける世界、得られる知識があるんです。
私は社会福祉士で、いろいろな暮らしの困りごとを抱える人の相談や支援を行っていますが、
ときどき、
状況がものすごき複雑で、支援がとても難しい方に出会います。
福祉事業の間では「困難ケース」という、あまりよろしくない言い方がされていて、
福祉の手順書のとおりに支援しても、どのケースにも当てはまらなくて
「こんな難しい支援は、ベテランの社会福祉士さんじゃないとお手上げだわ!」
という声も聞きます。
しかし
その見方や、取り組む姿勢一つで
その困難な人への支援が
未来を拓く「チャレンジケース」になると思うのです。
私は、新しく社会福祉士になった人に対する授業の中で
「困難ケース」という言葉を使うことを戒め、「チャレンジできるケース」と考えるように話してきました。
こういう、複雑な状況の人や出来事に遭遇したら、
分野や職種なんかを超えて一緒に考えます。
今までつながりのなかった人や専門の機関に聞きます。
こうしているうちに
今までつながっていなかった人と人がつながります。
話し合って見つけられた新しい見方、知識、方法をシェアできます。
そして聞かれた先の人も経験がない場合、
「わからない」ということが「わかる」ので
こんどは、一緒に考えるパートナーになります。
こうして
今まで考えたことのなかった新しい考え方に気づくし
今までなかったつながりができ、
緩やかであってもネットワークができていくんです。
私はこういう事を何度も経験しました。
そして、経験するたびに、
一緒に取り組んできた顔ぶれと、なじみが深まりました。
そして新たに地域で難しい問題に困っている人への支援が始まって、
新しいチームが出来たら
「ああ、あの時おせわになりましたね」
と、以前の顔ぶれにも出会う、
新しい顔ぶれにも出会う。
こうして、ネットワークができてきました。
社会福祉士のお話で例に挙げましたが、
あなたの分野でも、きっと同じようなことがあると思います。
(私の「社会福祉士」のお話を読んでいる今も
「知らないを知る」のひとつですよ!)
辛いことや苦い経験からも宝物を発掘する究極の思考とは
さらに、
私たちは、望みもしないのに、とんでもない辛い経験や苦しいことにぶつかってしまうことがあります。
それはとても辛いこと、いやなことかもしれません。
そして、そのことが一段落したら
「ああ、つらかった」
「ああ、ひどい目に遭った」
という事だけで終わらせてしまうことが多かったんじゃないでしょうか。
しかしそれだけではもったいない。
人が普通、経験したくないことを経験したんです。
そこには、人に伝えられることが宝のように詰まっています。
こういう経験を避けるための知識、
こういう経験をしてしまったときに起こること
その中でどう過ごし、今日に至ったか
などなど・・・
ちょっと恥ずかしい話になるので、
ここに書くべきか迷ったのですが
言っちゃいます。
免許停止になった経験と、そこで見つけたこと・・
何年か前のことですが、
ポストに入っていた1枚のはがき。
「あなたは交通違反の点数が所定の点数になったので
免許停止処分となります。
ただし、
下記の講習を受けることで、免許停止の期間を短縮できます…」
マジで
ギョッとなりましたね。
こんなこと初めてだ・・・
どうしよう・・・
ハデな違反の心当たりは全くありませんでした。
しかし、よくよく見てみると、
シートベルト、携帯電話、停止線での停止義務違反・・・
「軽微な違反」がたまって、免許停止のレベルまで行っちゃってたんですよ。
それで
1日の講習を受けることに。
午前中は交通安全のボランティア活動、
午後は自動車学校での講習でした。
午前中に、指定の老人ホームに行って、送迎車の掃除などのボランティアに行くことに。
行ったら、「シゲヒロさん、こんなことになっちゃって!!!」
と、さわやかな笑顔の老人ホーム職員。
「えっ?」
いやあ、私は社会福祉士だから、そのホームの人とも、なじみなんですよ。
恥ずかしかったですね。
でもその方がありがたい言葉をくださいました。
「何も顔を赤くしなくても大丈夫ですよ。
貴重な経験です。
いっぱい経験して、人々の役に立つように活用してくださいね」
こうして午前中のボランティアを終え、
午後は、座学と実技の講習を自動車学校で受けて
無事、講習は全員合格。
「明日から運転できますが
ちょっと点数がたまっても免許停止になるから、
心を入れ替えて安全運転に努めましょう」
こう注意事項を受けて、帰りました。
「明日からちゃんとシートベルトをしよう。
軽い気持ちで違反する人にも、この苦い経験を伝えなきゃ。」
こういうわけで
免許停止という「貴重な」経験をしたのでした。
知らないことを知ることでアイデアが発展する
このように、知らないことを知っていこうとすること、
日ごろの活動の中で、わからないこと、知らなかったことなど、はじめてのことに直面して、
それをきっかけに、新しいものができる、新しいつながりができるということに、
私たちは常にワクワクしていきたいと思うのです。
はじめての難しいことにぶつかったら、
「ああ、ややこしいことになった。」と
後回しにする、
やってくれそうな人に丸投げする、
ましてや、「もうやめよう。」と放棄する・・・・
ということになる、
こういう場合は、思考も成長も放棄しており、その先の自分の周りには、
薄汚れた空気が漂うことになります。
同じ「もうやめよう」であっても
「これを行ったら、効果がないという新しいことを知った。
だからこのことは、ここでストップして、違う工夫をしよう」
「これは自分じゃなくて、他の人に頼めることが明らかになった。
だからこれは委託して、自分は創造的なことに時間を使おう」と、
思考を進化させていくことに、明るい未来があると思うのです。
いつもそういう思考で行動していたら、
自ずと、新しいアイデアに出会い、新しい人とのつながりができてきます。
こうして
これまでの薄暗い不安だらけのよどんだ空気が換気され、
明るいワクワクする空気の中に身を置くことになります。
そうすると
ライティングのアイデアが思いつかない、
ブログの記事ネタがない
と悩んでいたのがウソのように、
周りからどんどん題材を発掘できるようになるのです。