記憶力を上げる5つの究極の秘伝〜情報弱者への救済対策第3弾
ライティングやWEBビジネスの初心者が、最初につまずく壁。
学ぶことがいっぱいあって、
すぐに忘れてしまうこと。
混乱してしまうこと。
人は、そもそも、記憶が苦手です。
でも、鮮明に記憶をずっと保つ方法があるのなら?
今日はこの極意をお話します。
記憶の仕組みを理解する
それではまず、記憶のなかでも、忘れにくい記憶とはどんな記憶なのか、
そして
忘れにくい記憶をどのようにして作っていったらいいのかを
見ていきましょう。
インプットしても忘れてしまう「忘却地獄」
私達はたいがい、教材や数々のセミナーなどで学んだ直後は
「よしっ!やろう!」
と思うのですが
しばらく経つと、
「どうすれば良かったっけ・・・?」
になり、
ひどい場合は
「そんな事、学んだっけ?」と
学んだことすら忘れてしまうこともあるのには、ビックリしました。
こんなことでは
せっかく少ない時間をやりくりして学んでも
全く学んでいないのと同じです。
記憶力が良くなる仕組みとは
人はだいたい、新しく学んだことは48時間くらいしたら
忘れてしまいます。
しかし、もし忘れない秘策があるのなら、
わたしは絶対活用します。
すぐに忘れてしまう「短期記憶」
人の記憶にはいくつかの特徴があるのですが
特に代表的なのが
短期記憶と、長期記憶、そしてエピソード記憶です。
例えば
初めて見る電話番号を見て覚えて、スマホに番号を入力する。
数秒くらいなら覚えているから入力できますが
何分か経ったら、忘れているでしょう。
これは「短期記憶」といって、数秒から数分しか持たない。
忘れにくい「長期記憶」
しかし、自分の住所、電話番号はどうでしょう。
ずっと記憶していますね。
算数の九九。
小学校2年生のときは、覚えるのに必死でしたが、
おとなになってからは、まず忘れません。
こうした、
長く忘れない記憶は「長期記憶」といいます。
「短期記憶」も、習慣化したら「長期記憶」に進化できるし、
インパクトのある内容は、長期記憶になりやすいです。
エピソード記憶は長期記憶の中でも特に忘れにくい
さらに
家族で行った旅行で特に面白かった思い出、
美味しかったお母さんの手料理、
テレビのお笑い番組の中でも、ド刺さりして笑い転げた場面
大好きな音楽、
感動した小説やマンガ、
こうした記憶は、
もっと強烈に覚えていると思います。
頭の中で、場面が展開し、
まるで
動画を再生するように思い出すでしょう。
この種の記憶は
視覚、聴覚、味覚、触覚や嗅覚まで
あらゆる感覚が連動して記憶に入っています。
これは
長期記憶の中でも一番強い
「エピソード記憶」といって
最も忘れにくい記憶です。
このエピソード記憶は
強ければ潜在意識にも残ります。
人は高齢になってくると
短期記憶の力から衰え、
長期記憶もだんだん薄れていきますが
エピソード記憶は衰えません。
私は仕事で認知症の方の援助をしていますが
いろいろなことをすっかり忘れておられても、
昔の楽しかった話、思い出話はリアルにしてくださる方が多い。
「へえ、昔はこんな事があったんですね!」
「そうやで。おもしろかったんや」
みかんを一緒に食べながら
大爆笑。
このように、
エピソード記憶は認知症になったとしても失われにくいです。
だから
記憶力を上げるためには
この、エピソード記憶を
意図的に作り出していくことがポイントになります。
良いエピソード記憶を意識して作る
私達には、
何も意図していないと、
エピソード記憶は、良い記憶も、悪い記憶も
入ってきます。
楽しかった思い出は、高齢になっても忘れませんが、
一方で、
災害に被災した記憶、事故の記憶など、辛かった記憶、
ショッキングな記憶もエピソード記憶として強烈に残ります。
こうした場合、トラウマになったり、
場合によってはPTSDなどの心の症状を発症する場合もあり、
専門的な治療が必要です。
ただ、こうした場合でも
悪いエピソード記憶の影響を薄めていくポイントは、
楽しいエピソード記憶、安心できるエピソード記憶を
どんどん作っていくこと
どんどん
自分をいたわって、自分をあらゆる感覚で癒やしてあげること
これが、大切なことと私は考えています。
たとえ、思い出したくなくても思い出してしまう
悪いエピソード記憶があっても、
いま
自分にとって楽しいこと、安心できること、心地いいことを
いっぱいしてあげることで
良いエピソード記憶は積み上げられていきます。
じゃあ、良いエピソード記憶を作るにはどうすればいいでしょうか。
短期記憶をエピソード記憶に変換する達人のテクニックとは
記憶の達人になるポイントはエピソード記憶にあるようだ。
これは私が、長年、自分でも実践し、
学生や受講生を指導もしてきた経験から
確信に近いほど感じているのですが、
私が独自に考えた秘策をここで暴露します。
意識して自分の体験を「良いエピソード記憶」にする
私達は普通、興味のないこと、馴染みのないこと、無関心なことには
いくらその授業や講義を聞いていても頭に入ってきません。
しかし、
心地よいこと、興味深いこと、ワクワクすることは
頭に入ってきませんか?
何も意識していない段階では、
私達の脳は
興味のないことはシャットアウトするので
関心のない授業や、義務的に聞いている講義の最中は
眠たくなる、他のことを考えるということになります。
しかし
どうでしょう?
たとえ義務的に受けなければならない講習や授業でも
そこから何かを掘り出す意識で参加してみたら・・・・
どんなことを楽しみたいか、
どんな事に興味があるか、
着眼点を持っておいて
授業やセミナーに臨む。
そうすれば、これまで眠くなっていた講義や講座でも
「興味深い体験」になります。
受けなければならないという意識で臨むのと
興味深く臨むのでは
記憶に入ってくる質が違うのです。
このように、
自分が進んで体験することも、自分が望まず体験する内容も、
そこからなにか学べるか
そこにどんなものがあるか
何を発見したいか
こういう着眼点を予め持って臨むことで
どんな体験も、「良いエピソード記憶」として記憶に残るのです
ここで川柳を一席。
極楽も 地獄も宝を 掘り出そう
しげひろ
講義やセミナーの中で、エピソード記憶を作る
もう一つの極意は
セミナーや講義をただ受けているという受身の姿勢ではなく
その中で
記憶に残る行動をすることです。
でも勘違いしないでね。
変な格好で参加するとか
おどけてバカなことをして目立つということじゃないよ。
例えば、
質問をする。
これは、大きなエピソード記憶になりますね。
他のことを覚えていなくても、質問をして答えてもらったことは覚えています。
そのためには、質問するつもりでしっかり講師の話を聞くから
最初から姿勢が変わります。
例えば
参加する。
講義の中でグループワークやディスカッションがあれば、
これは強烈にインパクトに残ります。
私の授業では、
必ず、グループワーク(小グループに分かれての話し合い)を入れ
受講生に意図的に参加してもらうことにしています。
もし、講義の中でグループワークがあるならば、
そのグループワークの中でも、発表役や司会役など
みんなが嫌がることを立候補します。
そしたらもっと強烈なエピソード記憶になります。
例えば、ロールプレイングを入れたセミナーなどでは、
講師が、
「誰かモデルになって前に出てくれる人はいませんか?」
というと、
ためらわず、「ハイっ」と手をあげます。
このように、
普通に受け身で話を聞くだけではなく
自分がその中でなにか行動すれば、
これは、ただ知識を覚えるのと違い、
エピソード記憶として、
バン!とあなたの中に入ってきます。
これ
ホントに
強烈だよ。
また川柳を一席。
目立とうが 恥ずかしがらずに やってみる
しげひろ
すぐに感想を書く
さらに、
講義・セミナーや、教材の読書、動画の視聴のあとの行動でも
極意があります。
それは、すぐに感想を書くことです。
感想を書くということで
その学びがその場だけじゃなく、何倍にも深まり、
そして自分の一部として定着していくのです。
コツは、
講義やセミナーを受けるとき、もう、
「感想をすぐに書こう」という心を持って
臨むことです。
こう心がけて臨むと、
ポイント一つ一つをチェックしながらしっかり参加できます。
音声や動画は、何回も見られますが、特にセミナーや講義は
一回ポッキリなので
それは、それは、
聞き落としできないよね。
眠たくなってる暇はありませんよ。
そして、感想は、
内容を全部説明してダラダラと書くのではなくってね、
自分が一番刺さった所、
ここだ!!と気づいた所、
そういうところをクローズアップして
感情を込めて書く。
こうすることで
自分自身にも、感想を送ってもらった相手にも、
本当に強いエピソード記憶が、
バチーっと焼き付けられるわけです。
また、
感想を送ったら、
教材の著者や、セミナー講師から、
返事(フィードバック)が来ることがあります。
というか
しっかり教えてくれる人は、必ずフィードバックをくださいます。
そのフィードバックの中にも有益な情報がある。
こうして
理解はもっともっと深まっていきます。
エピソードに残るアウトプットをする
さらに、最強の方法があります。
感想を書くということは、
実は、アウトプットの一つの段階なんです。
学んだこと、自分が感じたこと、自分が理解した内容を
自分の言葉で伝える、
他の人に教える。
この「アウトプット」は、あなたのエピソード記憶にしっかり焼き付けられていきます。
だから、
エピソードに残るアウトプットをするのです。
でも、初心者の人は、
「誰に教えたらいいの?」と疑問を持つでしょう。
でも大丈夫。
ちょっと前の(理解前の)自分にアウトプットする
これがとても効果的です。
ちょっと前の自分が
「ああ、なるほど」
「おもしろい!」と感じられるように
アウトプットして教えてあげましょう。
ちょっと前の自分に教えてあげるのだったら、
インパクトのあるアウトプットのツボがわかるよね。
この方法は
私がこれまで行ってきた、
自分自身にエピソード記憶を作って叩き込む
受験対策や勉強法と共通しています。
私はこの方法で、幾多の難関試験を一発合格してきたわけですが
現在は、国家試験対策のアドバイスもしており、
受講生に言っています。
「ただ、難しいことを丸暗記しても
2日目には忘れる。
だから、エピソードを作る学習法に切り替えること」と。
たとえば、
声に出して読む。
紙を出して、書く。
(特に、難しいことは、紙に図式やポイントを書き出すことで整理できる)
受験対策参考書の内容は
自分の声で面白く楽しく録音して、何回も聴く。
下手でもマンガにして書いてもいい。
これらのことは
短期記憶をエピソード記憶に作り変えているんです。
この詳細や、「これはヤバい方法」はもっといっぱいあるんですが、
記事の内容からずれていくので
この辺にしておきます。
記憶術、理解術、定着術については
書ききれないので
メルマガでお伝えしていきますので
楽しみにしていてください。
コミュニケーションを作り出す
さらに
エピソード記憶に残る大きな方法は
一方的な受け身で聞いて、「ああ、終わった」というのではなく、
「コミュニケーションを作り出す」ということです。
質問をする、感想を書いて送ることは、
コミュニケーションを作り出していることでもあります。
そして、その返信が来たらさらにコミュニケーションが生まれます。
こうしたコミュニケーションを通じて
更に強いエピソード記憶につながるんです。
さらにさらに、
コミュニケーションを重ねてゲットしたいろいろなことは、
あなた自身のコンテンツを作っていく
強力な題材になります。
あなたオリジナルの文章が書けるんです。
こんな凄いことはないですよ。
私は、講義やセミナーを受けるとき、必ず質問をします。
そして、時間の都合で質問タイムがなかったら、
講義が終わったらすぐに講師のところに行って
個別に質問します。
その際に、名刺交換は忘れずにします。
講義やセミナーで出会ったことは、ご縁なので
今後もどんどん、コミュニケーションを取っていくと、
さらに深く理解できるようになります。
そしてその内容を、
今度は私が講師として話すときに
生徒さんや受講生さんにアウトプットするようにしています。
だから
あなたも
自分から進んでコミュニケーションを作ってほしい。
そうすることで
あなた自信にも、コミュニケーションを取る相手の人にも、
成長のスパイラルが生まれるのです。
この記事のまとめ
この記事では、
「学んだことをすぐ忘れる」こうした「忘却地獄」を抜け出す方法をお話しました。
こういう前提で、
エピソード記憶を作り出す5つの極意をお伝えしました。