タイトルのつけ方超思考術5〜カリスマ講師の強力注目術

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せっかくあなたが書いた素晴らしい文章、

 

まず見てもらわなければ、始まりません。

 

そのためのタイトル戦術を考えてきましたが、
今回お話しする内容は、
注目してくれない人に強制的に振り向くように仕掛ける強力な手法です。

 

よろしいですか?

 

カリスマ前置きテクニック〜まず注意を惹きつけろ!

前回の記事では、情景描写でイメージをありありと描くテクニックのお話をしました。

 

今回の記事は、さらに強力な手法、「強制注目術」についてお話しします。

生徒たちを見事に注目させた話術

 

私は39歳でリストラされてから、社会福祉職に就くまでの間、
しばらく塾の講師をしていましたが、
手前味噌でなんですが、カリスマ講師と呼ばれており、
学校でついていけない塾生に、
劇的な理解力をつけることを得意としていました。

 

 

その時にある手法を使っていたのですが、
現在でも新人社会福祉士を養成する部内講座の講師として
その手法は使っています。

 

 

 

塾の生徒たちは
学校でついていけないだけあって、
集中力が、面白いほどなく、
いくら情熱を込めて教えていても、
わたしの熱血談義なんて上の空で

 

カードゲームの本を見たり、
隣の生徒にちょっかいを出したり・・・
わたしの講義とは全く別の
いろいろな物語が展開しているんですね。

 

 

 

その時よく使っていた方法は・・・・

 

 

 

勉強の内容を言う前に、
まず、
注目したくなるように声かけるんです。

 

でも
ホイッスルをピピっと吹いて「注目!」というような
なまじっかな方法では、彼ら彼女らは注目してくれませんよ。

 

「なんか先生ほざいとるで」で終わってしまいます。
だから

 

彼らのトレンドな話題から
まず注目してもらうわけです。

 

「ほら、あの、磁石みたいなポケモンなあ
なんやったっけ?」

 

「コイルやろ!先生何にもわかってへんやん!」

 

「そやそや、コイルや。
その、あの、
コイルの手みたいにしてな、
XとYの式を縦に二つ並べるんや。
ほんでな、」
と、連立方程式の話題に引っ張っていきます。

 

あの時はポケモンが熱かったから
ポケモンの話題から入ったら
「なになに?」
と引き込まれていきました。

 

英語の前置詞「on」と「over」の違いを黒板で教えていても
全く見てくれないので、
ミニカーとピカチューのぬいぐるみを出してきました。

 

「先生、何をするんかな?」
これが注目を集める前置きです。

 

そして
ピカチュウの背中にミニカーを乗せて
「ほれ、見てみ。
これがonや。」
ピカチューの頭の上にミニカーを宙かせて
「これがoverや」

 

 

まあ、
ほかにも、
ありとあらゆる手段で、まずは注目してもらったですね。
注目してもらわないと、何にも始まらないわけですよ。

 

彼らは放っておくと、ほかのことを始めますから。

 

「これ、ミニテストで出るよ」
「本当のことを言うとね、」
「ここ、聞きのがしたら大変だよ」
「実はよく調べたらびっくりしたんだけど、」
「いいかな、」
「ちょっと僕の顔を見てや、なんかついてへんか?」
「今から面白いことを言うとね、」
「おっ!(天井を指さして) 何にもあらへんわ。」

 

このテクニックは
いきなり内容の話をするのではなく、
注目したくなるような、
興味のあるような、
ギョッとするような、
ときには
注目しないと損するような
短い前置きから始めるというものですが、

 

「おれはすごいことを思いついたぞ!」
と思っていました。

 

この手法はかなり強力で
どんなにしても集中してくれない生徒たちが
注目してくれて
興味を持って、話を聴いてくれました。

 

しかし、あとで気が付くと、
この手法は、テレビやCMでもよく使われていたんですね。

 

 

テレビやコマーシャルでも効果的な「前置きテクニック」

 

例えば、
「想像してみよう、」は一時期テレビで流行りましたね。

 

そのほかにも、これまで見た例をざっと挙げると

 

「ここだけの話ですが、」
「これは内緒にしてほしいんだけどさ、」
「言おうかな、やめとこかな、でもやっぱり・・・」
「暴露します。実は、」
「これだけは聞き落したら大損しますよ。」
「覚悟はいいですか、」
「何と!・・・・ジャーン!」
「聞いて飛び上がるなよ、」
「これ、マジでやばいんだけどさあ、」
「こんなズルい話、ホントかなと思うんだけど、」

 

テレビや、コマーシャルを見ていると、
こういう前置きで始まって、思わず注目してしまったら、
こんどは、数秒間が空いて、もったいをつけられる。

 

「なに、なに?」と気持ちがエスカレートする空白の時間を
数秒作ってあるわけです。

 

こういった演出があちこちでされているわけです。

 

この手法は、文章のタイトルの魔法に十分応用できると確信できました。
タイトルに応用しない手はありません。

 

タイトルに使う「前置き手法」

 

こうした、注目を惹く前置きから入る方法は
文章のタイトルにも効果的に活用できます。

 

たとえば、
「役立つライティングテクニック」
に、前置きを盛り込んでみましょう。

 

「これを知らないと後悔する!秘密のライティングテクニックを暴露」

 

こうすると、
お、後悔するのかよ!
ということになりませんか?

 

 

 

もう一つ例を考えてみましょう。
「新しい勉強法」
に、インパクトある前置きを盛り込んでみましょう。

 

「これは意外に驚いた!こんな勉強法があったんだ!」

 

こうなると
「どんなことが意外なの?」
と興味を惹きますよね。

 

 

これだけでは終わりません。
さらに強烈な手法があるんです!

 

心の準備はいいですか?!!!

 

 

 

前置き手法の激化バージョン〜フック手法

 

見たくさせておいて見せない禁断の意地悪テクニック

 

これは、先ほどのカリスマ前置きテクニックの、
「前置きだけバージョン」と思ってもいいですが、
かなりトリッキーな手法です。

 

私は、
読者にフックをかけて強制的に開封させるという意味で
「フック手法」と呼んでいます。

 

 

たとえば、メルマガなどでは、
多くのメールに埋もれて開封すらしてもらえないことが多々あります。

 

そんな中でも、
開封してもらうのに、
強制的と言っていいほどの絶大な力を発揮します。

 

 

開封しないとモヤモヤしてたまらないように仕掛けるわけです。

 

いわば、
前置きだけのタイトルです。

 

 

謎かけをしたり、興味を惹きつけておいて、

 

中身をタイトルでは言わない。

 

タイトルだけでは中身が分からないから、
「何なのよ!」「早く教えてよ!」ということになる。

 

例えば、届いたメールのタイトルがこんなだったら、
つい開封してみたくありませんか?

 

「3日限りです」
「新企画ついに発表」
「初心者が1時間でライティングをマスターする門外不出の方法とは」
「これ、内緒にしてください」
「これを知らなかったら、後悔しますよ」
「○〇を導入するだけで売り上げが9倍伸びました」
「今だけ豪華プレゼント。内容はこちら」
「先着20名限定企画です」

 

どうですか?
「新企画って何?」
「〇〇って何?」
思わず開封したくなりませんか?

 

フック手法を使う場合の注意

 

ただ、ここで注意したいのは、
このトリッキーなフック手法は
ここぞという時にしか使わないほうがいいということです

 

何回も使っていると、
せっかくのトリックもトリックでなくなります。
また、怪しい、詐欺じゃないかということにもなります。

 

また、実際に開封してみて
内容が薄っぺらであったり、
タイトルの期待からを大きく外れていたら
「おえ、なんだよ・・・」
「がっくり。」
ということになります。
普通なら、もう二度と開封したくないと思います。

 

ましてや、
開封してみて、詐欺やスパム、ウイルスだったら大変です。
実際に、詐欺などにも使われる手法だから
慎重に使うべきだと、私は思います。

 

わたしも、今まで
開けてみてショボいようなメルマガに何度も出会い、
思わず開封したものの、内容が期待外れで、
「これは誇大広告だ」
と叫んだことが何度もありました。

 

もちろん、
そんなメルマガは速攻解除しました。

 

そして自分は絶対にそうはならないと思いました。

 

だから
このトリッキーな手法を使う場合は
開封してもらった先で、その中身が
ぜったいに有益な自信のある内容、
開封してもらったら、想像以上に満足してもらえる内容でなければ、

 

私は使いたくありません。

 

 

つまり、
トリッキーな仕掛けを仕掛けて、
中身を開けたら、
驚く。
ショボくて驚くのではなく、
その逆で
期待以上に圧倒的な充実した内容に驚く

 

びっくり箱のようなタイトルを考えたいと思います。


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