タイトルのつけ方超思考術1「あなたへ輝く未来を語る」言葉
もしあなたが、
強烈なインパクトでぐっと迫るタイトルを、
まぐれじゃなく、
しっかりした思考プロセスで考えることができたら、
必ず「見てもらえない壁」を突破して、あなたが魂を込めた文章を読んでもらえるでしょう。
その思考の第一弾は!
一人の人をターゲットに輝く未来を表現する
交差点で人を呼び止めるには
たとえば、
アンケートの協力をお願いするために
渋谷の交差点で、通る女性に声をかける場面を想像してみましょう。
「みなさん、アンケートのご協力お願いします」
と必死で叫んでも、誰も振り向いてくれないでしょう。
このアンケートは女性のファッションのアンケートだから
「ちょっと、ここの女性の方」
と声を掛けたらどうでしょう。
みんな、まさか自分に声をかけられていると思わず通り過ぎるでしょう。
じゃあ、
「ちょっと、そこのお洒落なお嬢さん」では?
もしかしたら自分の隣に歩いてるお洒落な人のことだと思って、
振り向いてくれないんじゃないでしょうか。
じゃあもう少し具体的に。
「そこの、赤いセーターを着た、スラッとしたお嬢さん、」
これは
自分のことだと気づいて振り向いてくれるかもしれません。
アンケートに答えてくれるかどうかは次の問題として
まず、
振り向いてもらえれば
一歩進んだことになります。
記事タイトルで人が振り向くには
これと同じことが
記事のタイトルのつけ方でも起こります。
例えば
「スマホでSNS活用法」
というタイトルと、
全く同じ内容の記事でも
「スマホ初めての75歳のおじいちゃんが、Facebookで867人友達を作った方法」というタイトルでは
どっちに目が行きますか?
「スマホでSNS活用法」では、
普通のありきたりな情報商材といったイメージしか浮かびませんが
「スマホ初めての75歳のおじいちゃんが、Facebookで867人友達を作った方法」というと、スマホの知識のことよりも、
つい「わたしのこと?」と感じる、
「わたしもできるかも」という親近感、
「わしももうすぐ70歳やけど、できるかいなあ?」
Facebookをマスターした先にはどんな楽しみが待っているか
いろいろな人との交流が広がり、
地域でリアルの友だちもでき、
家で閉じこもるよりお出かけする楽しみも広がり
健康も増進し、何歳になっても元気に動き回れる。
「もしかしたら、
わしもスマホ片手に友達いっぱいできるかもしれんなあ」
というワクワク感がありませんか?
こうしてインパクトは強まります。
つまり、
「一人の人をターゲットに輝く未来を表現する」
という方法です。
この例では、
ターゲットは一人の具体的な人。
スマホ初めての75歳のおじいちゃん。
そして
輝く未来は
Facebookをマスターしていっぱい友達を作ること。
です。
じゃあこんな例はどうでしょう?
例えば「効果的なダイエットの仕方」では、
他のブログとそんなに変わりはありませんが、
「ダイエットで失敗続きの28歳OLが、3か月で真っ白なワンピを着てモデルになった秘策」
ではどうでしょう?
ここでもターゲットは一人の人。
ダイエットで失敗続きの28歳OL。
そして輝く未来は
ダイエットの先に、真っ白なワンピを着てモデルになるワクワク感、
その先には、素敵な彼に出会う夢や希望、
素敵なスタイルになったときの輝く未来へ広がっていきませんか?
それを手にした先の未来が具体的にイメージできる
このように
一人の人を具体的に想定することで
「わたしのことじゃないの?」
と読者が感じる。
そして、
その輝く未来
商品自体の説明じゃなくて
それを手にした先の未来に、その人にどんな幸せがやってくるか
具体的にありありと表現する。
「わたしも、そうなりたい!」
こういう思考プロセスを経てタイトルを作ると、
グンと迫りくるタイトルが出来上がります。
ちなみに、この正反対の思考順序もあります。
一人の人を対象に痛みや損失の不安をありありと描く
一人の人をターゲットに、
それを手にしないことの不安や損失を表現する。
これが正反対の手法です。
例えば、
「歯周病菌を予防し、強い歯茎を作る薬用歯磨き」のタイトルを
「まだ42歳の男性の歯が、ある日突然全部ポロリと抜けた話」
としたらどうでしょう?
「そんなことになりたくない・・・」
「もしかしたら俺もなったらどうしよう・・・」
と不安が煽られるんじゃないでしょうか。
ただし、これが蔓延したら社会が暗くなるので、
ここではこれ以上紹介を控えます。
次の記事でも、
タイトルの戦術を紹介していきます。
楽しみにしてください。