人生の意味〜「耐えられない!」を一瞬でプラスにする3つの視点

人生の意味,耐えられない,マイナス思考,プラス思考

人生、生きていて、
「絶対これだけは体験したくない!」というような
酷い出来事、辛い出来事にぶつかってしまうことがあります。

 

それは避けたい。

 

しかし、体験してしまったとき、それにつぶされず、むしろ、
そこから立ち上がり飛躍する思考をお話しします。

 

もし、今ピンと来なくても、何かが起こって、どうしようもなくなった時
この記事をもう一度読んでください。

 

いざという時に備えて、ブックマークしておいてください。
この記事は、いざという時に必ず、あなたの強力な助けになります。

 

ところで、
渋柿は、食べたら渋いですが、
この渋を抽出したら、最強の塗料になることを知ってましたか?
次世代のテクノロジーにもなりうる防水塗料になります。

 

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「渋柿は、渋いままで、最強の強みがある」んです。
人生の出来事も、渋いままで、最強の気づきと成長につながります。

 

愛する子供を3歳で亡くす親の涙より

 

このお話は、ある住職の方から聞いた本当の話です。
時は昭和の戦後間もない頃でしょうか、
ご夫婦で自宅に不動尊をお祀りして仏道修行をされている
若い在家信徒の方がおられたそうです。

 

そのご家庭にかわいい男の子が生まれました。
それはそれは、目の中に入れても痛くないくらい愛され、可愛がられたそうです。

 

その男の子がまだヨチヨチ歩きの時、突然原因不明の熱病に襲われたたそうです。
医師に診せても治療法が分からず、3日3番の寝ずの看病の甲斐もなく、

 

その子は苦しみ続けて、お母さんの腕の中で亡くなったそうです。

 

愛する一人息子を苦しみの中で失った、ご両親の心の痛みは、
想像を絶するものだったそうです。

 

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涙でただれた目で感謝の祈りをささげた

 

お子さんを亡くされた後のご夫婦の仏道修行は、
それはものすごいものであったと聞きます。

 

何のために生きてきたのか?
みほとけの慈悲とは何か?
祈っても祈りは届かなかったのか?
なぜこんなにむごいことが起きるのか?

 

悲しみと嘆きの中で自分を見失いそうになる、
それではいけないと、ハッと我に返る、
そして自宅にまつられた不動尊に向かってお経をあげる

 

この繰り返しの中で、
ご夫婦はハッと気づかれたそうです。

 

そして、
何かが魂の奥の中で光って、ある悟りをされました。
そしてご主人は、祈りの後、そこでの悟りについて、
穏やかな顔でこう言われたそうです。

 

「涙に潤む目で
みほとけの真言を唱えれば、ひとえに感謝です。
これまさしく
みほとけの大慈悲です」

 

奥様もこの言葉に、心の奥から染み入って、こう答えられたそうです

 

「心を込めて、魂を込めて、
みほとけのお経をお唱えしましょう。
これはまさに、
感謝と喜びですね。
本当に、どんなに涙を流しても、
感謝と喜びですね」

 

聞いた話を再現しているので、
言葉それ自体は不正確であることを断っておきます。
でも、だいたいこういう内容のことをお話しされたそうです。

 

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その後、ご夫妻は、正式に出家され、阿闍梨の僧衣もいただいて、
お弟子さんにこう教えてこられたそうです。

 

「どんな出来事にも意味がある。
その意味の奥には
御仏の慈悲
しかも
大きな、大慈悲がある」
ということです。

 

 

むごい経験の中にも、その奥にある、み仏の大慈悲を見て、
感謝と喜びの心を起こせるようになった時、

 

私たちの魂は向上しているということを
ご夫妻は生涯をかけて教えられたと聞きます。

 

テサロニケの人々に書いたパウロの手紙

 

話は、仏教から、キリスト教のお話に移ります。

 

ローマ時代の聖人パウロが、ギリシャ地方のテサロニケという町の人々に送った手紙のなかの言葉があります。

 

以下、新共同訳聖書の中から引用します。

 

「いつも喜んでいなさい
Be joyful always

 

たえず祈りなさい
Pray continually.

 

どんなときにも、感謝しなさい。
Give thanks in all circumstances,

 

これが、キリスト・イエスにあって、神があなたに望んでおられることです。
for this is God's will for you in Christ Jesus.」

 

(引用:新共同訳聖書 「パウロのテサロニケへの第1の手紙」より第5章16〜18節)

 

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苦しみの只中で書かれた喜びの手紙の意味

 

当時、テサロニケ地方でこの手紙を受け取った人々は、
貧しさや迫害が続く中で非常につらく苦しい境遇にあり、
「よろこび」や「感謝」という言葉からは想像もできないひどい状況でした。

 

また、パウロ自身も、伝道の旅の中で何度も嵐に遭遇したり、
投獄されたり、最後はローマで処刑されましたが
こうした苦しい旅の中でパウロは、人々へ手紙を書きつづけました。

 

そんな中で贈った言葉が
「いつも喜んでいなさい」
でした。

 

パウロは
この手紙を、想像を絶するような苦難の真っ最中に書きました。

 

「いつも喜んでいなさい」というのは

 

「どんなにつらい境遇にあっても、どんなにみじめな状態にあっても、
自分の内にある、消えることのない喜びを
決して見失わないようにしなさい」

 

という意味です。

 

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そして、「たえず祈りなさい」は
どんな状況の中でも、どんな環境の中でも
パウロのように鎖でつながれて獄中にあっても
「神」はすぐそばにいて、魂の内にもいるので
神に心を向け、語り掛けなさいという意味です。
「たえず祈る」ということは

 

「たえず祈りを聴いてくださる方がおられる」という意味であり、

 

「神」との対話は、
どんなに重い鉄の扉も遮ることはできないという意味でしょう。

 

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そして、
「どんなときにも、感謝しなさい」
という言葉は
ほんとうに「どんなときにも」です。
時には感謝なんかとは、ほど遠い状況にこの身が投げ込まれることもあるでしょう。
運命を呪いたくなる、感謝なんかとてもできない状況になることもあるでしょう。
それでも
「感謝しなさい」とパウロは徹底的に伝えているのです。

 

辛い出来事、涙を絞り出すような出来事が起こっている
まさにその、真っ最中のそのときに
私たち人間には理解できないほどの、計り知れない
大きい大きい神の愛を胸にいっぱいに受けなさい、
泣き叫ぶ声の向こうに、感謝の涙を絞り出しなさい
パウロは伝えているんです。

 

感謝と喜びは無条件

 

「よろこび」
「いのり」
「感謝」は
私たち人間が想像できるような、条件付きのちっぽけなものではない。

 

絶対に滅びることのない
とてつもなく深くて大きなものであると、パウロは手紙の中で伝えています。

 

実はこの手紙、美しい聖歌になっています。
「いつもよろこんでいなさい」という美しい合唱聖歌です。

 

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これをオカリナで表現できないものかと思い、一人多重奏をしました。
こちらの動画です。↓

 

https://youtu.be/e3Z6AepJ6Oo

 

 

 

文章ではピンと来なくても、音楽の中で、何かが伝わるかもしれません。
よろしければぜひご視聴ください。

 

人生での成長について3つの仮説

 

このように、仏教でのお話、キリスト教でのお話をしましたが、
人生での気づき、成長の視点を深めるうえでは、

 

宗教や思想に限られた話ではなく、
人間に共通の内容があります。

 

この共通の内容を理解することで、万一、とんでもない事態が起こってしまったときも、
私たちはそこから立ち上がる思考ができます。

 

私は、日本スピリチュアルケア学会の会員でもあり、
多くの書籍や論文を読んでおり、
また、現場でのソーシャルワークの経験から多くの実践で気づいたことがあります。

 

そこから、3つの視点を整理しました。
これは仮説であり、これが正しいというものではありませんが、
宗教や思想、考え方の枠組みを超えてこのような考え方ができます。

 

その仮説とは

 

人生で起こるすべての出来事には、意味がある
人は、それぞれ固有の成長の目的をもって、この世に生まれている
人生の意味に気づくことにより、成長が促される

 

ということです。
これは仮説ですが、この仮説が正しいかどうかを検証することはこのブログの目的ではありません。

 

このブログの読者であるあなたは、
ライティングを通じて人生を変えたいと思って、ここにやってきた。

 

だから
これが正しいか、正しくないかではなく、
この考え方を、いかにして、あなたに有益に利用できるかです。
だから、
真偽の議論はさておき、どうか頭を空にして、読み進めてください。

 

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すべてのことに意味がある

 

人生で起こることは様々です。
うれしいこともあれば、いやなこと、
プラスのこともあれば、マイナスのこと、
中には、耐えられないほどの過酷なこともあります。

 

周りの人でも、仲の良い人や波長の合う人もいれば、苦手な人もいます。

 

偶然に出会う人、偶然に起こることにも、
あとで考えると深い意味があったことに気づかされることがあります。
これはよく「シンクロニシティー」という言葉で著述されています。

 

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人生で起こる様々な出来事一つ一つに意味があるという視点を持ち、
その出来事の意味は何かを、思考することで
人生の意味を深めることができるという仮説です。

 

人は、それぞれ固有の成長の目的をもって、この世に生まれている

 

苦しい境遇が続く、辛い出来事が続くとき、
「人生の目的はなんだ?」と思います。

 

しかし、多くの文献や、臨床記録から見ると、
興味深い共通の内容が見いだせます。

 

それは、

 

「人は、意図して、この世に生まれてきた」
「この世という場は、成長できる貴重な場である」
「人は赤ちゃんの時から、人生における成長の課題を握りしめている」

 

ということです。

 

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輪廻転生については、多くの学者がインタビュー調査をしており、
転生について記憶を持つ多くの人から聞き取り調査された共通の内容は、

 

人は死んでも魂として生きており、魂の世界である期間生活したのち、次に生まれ出るチャンスを得て、意図してこの世に生まれてくること。

 

魂の成長や気づきは、この世で飛躍的に起こるものであり、だからこそこの世での経験が重要であること

 

だから、この世で送る人生の中で、こんな成長をしたい、こんなことに気づきたいという課題と目標をもって、魂はこの世に生まれ出てくること

 

魂が自分で設定した課題や目標は、母の胎内に宿った時には、頭脳が未発達だから忘れてしまい、「魂の記憶」の中に保存されていること

 

こういう学術的な分析ができるそうです。

 

このことについては、(宗教界だけでなく)学問の世界で盛んに議論されています。

 

 

人生の意味に気づくことにより、成長が促される

 

このように、
あくまでも仮説ですが、人には魂があり、
魂は、成長を願ってこの世に生まれているという考え方ができます。

 

ここで、
これが正しいかどうかという議論をすることは、意味がありません。
重要なことは、
この考え方を利用して、突然の出来事が起こった時に使えないかということです。

 

こう考えた場合、

 

人生で起こるプラスのこと、マイナスのこと
そのさまざまな出来事の意味に気づき、深く思考したときに、
私たちは自分の望んだ方向に進化していくのではないかということが学べると思います。

 

思考を転換して、行動と結果を変える

 

こうした視点を頭の片隅に持っているかいないかで、
同じ出来事が同じ時間に起こったとしても、
起こった出来事の意味が変わります。

 

意味が変われば、それに対処するための思考が変わります。

 

思考が変われば、その出来事が起こった後の行動が変わります。

 

行動が変われば、
その出来事がもたらす結果が変わります。

 

しかも、
その耐えきれないほどの出来事があったからこそ、
結果が大きなものに、良いものに変わります。

 

「この泥、あればこそ咲け 蓮の花。」

 

濁ったどぶ泥の中で成長するからこそ、ハスはあの美しい花を咲かせるのです。
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起こった出来事にのたうち回り、恨みを抱き、傷つき、つぶれていくのか、
その出来事から、良いものを創り出していくのか、

 

それは、
その出来事に対する洞察と思考にかかっている

 

と言っても過言ではないでしょう。

 

 

だからこそ、
この記事で私が紹介した3つの視点。

 

これは仮説ですが、その真偽は棚に上げるとして、
起こった出来事を良いものに転用していくツールにしてほしいのです。

 

次の記事では、
それでは実際の生活で、身近に起こる出来事に対し、

 

どう臨んでいけばいいのか、
より身近なケースから、7つの極意についてお話しします。


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