人生を変えるライティングの勧め〜時をワープする言葉のモニュメント

人生を変える,ライティング,思考の現実化,マインドセット,モニュメント

私たちが文章を書き、それを公表するとき、
思考はそれを読む人の脳へ、
心へ入って行ってその人の中で生きます。

 

ライティングの究極の働きとは、
真実の言葉で、
心の底から出た文章が、
それを読んだ人の中に時代を超えてモニュメントとなること。

 

あなたにこそ、できるよ

 

母がくれた言葉のモニュメント

 

変わり者の私を叱らなかった母

 

私は、幼稚園の頃も小学校の頃も、癖の強い変わった子で、「変な子」と言われて
仲間にも、大人にまでもよくいじめられていました。

 

学校の先生にも、
家庭訪問のたびに、
「変わった子、困った子」と言われました。
しかし、母は私を決して叱りませんでした。

 

そして私が中学校に入る前、母は言いました。

 

「どんな時も
自分が、自分であることに、
誇りを持つんやで。

 

どんないじめにあっても
どんなにくじけそうになっても

 

自分なんか「あかん」て思うたら
あかんで。

 

人は人。
人からどんなに笑われても、お前はお前や。」

 

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母は、ほとんど教訓じみたことは言わないのです。
「早よ、ごはん食べおし!」
「はよ、風呂入りいや!」とやかましくいっても、
教訓のあるような難しいことは言わないし、

 

父が厳格なクリスチャンの家庭でしたが、
母はあんまりクリスチャンの教えのことも言わず、
私が、聖書の教えなんか知らん顔で、喧嘩したり悪いことばかりしていても、
母は何にも叱りませんでした。
(母自身あんまり熱心なクリスチャンじゃなかったのかなと思いますが)

 

でもそれでよかったんです。
母があんな風に大らかだったから、私は何とか生きていられました。

 

最近、幼稚園の時の先生に再会して聞きましたが、
母は、悪いことや困ったことばかりする私のことについて

 

「あの子にはのびのびとさせたい。
いろいろ言われるのは、わかっている。
みんなが、こんなお子さんと言っても、
あの子にはあの子にしかない良さがある。」
と言っていたそうです。

 

私には一言も言わなかったから、最近の最近まで知りませんでした。

 

そんな母が唯一教訓じみたことを言ったのが、

 

「どんな時も
自分が、自分であることに、
誇りを持つんやで。」
でした。

 

中学で
命より大切なオカリナを誰かに割られて
悔し泣きして大荒れしていた時も
母は、叱らず、穏やかに言いました。

 

「オカリナ吹いて何が悪いねん。
オカリナを吹くのがお前やんか。
お前はお前のままでええんや。
割られても、もっとオカリナ吹いたれ。」

 

言葉はモニュメントになって支えてくれた

 

あれから、
いろいろなことがありました。

 

 

事情あって
母には会うことができませんでしたが、

 

母のこの言葉は
心の中でずっとモニュメントになっていて
いつも私は
自分が自分であることに
引け目なんか思わなかった。

 

変なやつと言われても、
ひどいことをされても、
自分が自分であることに負い目なんか感じませんでした。

 

 

あれから何年もたって、
母の身の上にいろいろなことがありました。
父が亡くなり、一人暮らしになり、車にはねられ、
寝たきりになり、
少し回復したら、今度は一人で身の回りのことが出来なくなっていました。

 

 

「おかあちゃん、かえってきたで。」
実家に上がってゴロンとなった私に、
「シゲヒロ、のど渇いたやろ」

急須の中に醤油をいっぱい入れて持ってきてくれました。

 

 

やること、なすことが、何だかちぐはぐで
コーヒーカップにご飯を入れて食べたり、
洋服タンスの引出しに、生卵をぎっしり入れていたり・・・

 

ほがらからかな顔つきは相変わらずで、
ハキハキした喋りかたは相変わらずなのですが、

 

何かが変でした。

 

たとえアルツハイマーになっても

 

時々訪問してくれるケアマネージャーから
母がアルツハイマーであるということを聞かされたのは

 

そのあとでした。

 

 

母はもう私に
あの言葉を二度と言ってくれない。

 

 

しかし
苦しい場面に遭遇してしまって

 

何もかも投げ出したいとき、
もし母が元気なら言ってくれるであろうこの言葉

 

 

「どんな時も
自分が、自分であることに
誇りを持つんやで。」

 

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この言葉を思い浮かべる。

 

 

この言葉は
それを言ってくれた母がどんな姿になっていても

 

言葉のモニュメントになっていて
私の心にしっかりと立っている。

 

 

だから
自分自身を捨ててしまおうとは、思うまい。

 

施設で寝たきりになっても

 

さらに数年後、
もう自宅で暮らせなくなって施設に入った母に会った時、

 

母は
もう、変なことすらできなくなっていて、
何を言ってもニコニコ笑っており、
少女のような可愛い人になっていた。

 

 

そんな母を見て、
わたしは
さみしさで押しつぶされそうになりました。

 

でも、
母が元気なころ言ってくれた言葉は

 

私の心の中にモニュメントになって
しっかり立っています。
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私も言葉のモニュメントを立てていきたい

 

言葉とは、
それが発せられた瞬間から、
人のこころを深く傷つける凶弾にもなりますが
人の人生を良い方向に変えていく心のモニュメントにもなります。

 

だからこそ、いい言葉を発していきたい。
私はそう思います。

 

真実のこころから
真実の言葉を発信したとき、
それはだれかのモニュメントになるんです。

 

生きるってことは、愛だよ

 

これまでも、今も、
人生というちっぽけな時間を超えて生きる言葉のモニュメントを
私は立てようとしており、その一つが

 

「生きるってことは、愛だよ。」
です。

 

90歳のご利用者様からいただいた黄金言葉で、

 

「生きるってことは、愛だよ。
愛に格好も理由もないんだよ。
たとえみじかいいのちでも、100歳になっても生きるいのちでも、
あなたの代わりに誰も生きられないんだよ。

 

だからこのいのち、
生きて、生きて、生き抜こうね。
これが、愛だよ。」

 

この言葉は、必ず発信しています。
社会福祉士の専門課程の授業でも、訪問介護員養成教室の授業でも、
実習員にも必ず伝えています。

 

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きっとこの言葉は、
私を離れて、彼ら、彼女らの心のモニュメントになって生きていると思います。

 

もちろんブログでもメルマガでも電子書籍でも発信しています。
オカリナのコンサートでも、必ずMCで伝えています。
だからきっとあなたの心の土の上にもモニュメントが立ちます。

 

新月を愛でなさい

 

「でも、
これは人からもらった言葉の伝達じゃないか。
あなたの言葉のモニュメントはないのか?」
きっときかれるでしょう。

 

私オリジナルの言葉もあります。

 

その一つは、

 

 

「新月の光を愛でなさい」
(魂のオカリナ・古代笛奏者、ライティング教師 星崎繁博 )

 

 〜〜〜〜〜
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「新月の光を愛でなさい」

 

真っ黒な雲に覆われた夜空には
月も星も見えないことがある。

 

雲一つない夜空に
満天の星がきらめいていても
月が見えないことがある。

 

それは新月と言って
月がそこにあるのに
地球の陰になって隠れているんだよ。

 

それでも岸辺の潮を見たら
長い時間見たら
潮が満ちたり引いたりしているのが分かるだろう。

 

月の姿が見えない夜も
月のはたらきが見えるだろう。

 

だから心配しないで。

 

 

見えなくても見える月を見つめなさい。

 

このあたりにあるだろう
明日はこのあたりに少し見えるだろうと信じて
新月の見えない光を愛でなさい。

 

少しずつ
そう
少しづつ
細い光が現れて
必ず満月の光を
あなたは見ることができるよ。

 

星崎繁博

 

 

〜〜〜〜

 

新月というのは、満月の反対です。
光が何にも見えません。

 

でもその光を愛でなさい。
このあたりだろうと思ってじっと見なさい。

 

毎日愛でていたら、そのあたりに、細い光が見えてくるだろう。
それは三日月になり、必ず満月になる。

 

見えていなくても、
そのあたりに光があるから、
それを信じなさい。

 

信じて毎日見なさい。
こう私は伝えたいんです。

 

ライティングの基本は言葉のモニュメントを立てることだ

 

 

人の言葉は
モニュメントになって
聞き手の心の中でそびえたつ。

 

 

だから
命ある真実のことばを
発信していきたい。

 

そう思います。

 

私がもしこの先
どんな状態になっても

 

その言葉が生きて歩くということを思えば、

 

人の心をくじく言葉ではなく
人の中に真実に呼吸する言葉を
投げかけていきたい。

 

そう思います。

 

 

ライティングという活動は、
自分の信念を伝える著作や論文の場合はもちろんのこと、
それがたとえ、副業やビジネスでのライティングであっても、
マーケティングのためのコピーライティングであっても、

 

ネットの向こうに、言葉のモニュメントを立てていることだと思うんです。

 

たった一度の人生、
たった一度生きるいのちで
言葉のいのちのモニュメントをこの世界に建てませんか?

 

時間という資源は限られている。
その中で生きる人生は1回だ。

 

だったら、
たった一度の人生で、
みじかい限られた、限りある時間で、
限りのない言葉のモニュメントを建てていきませんか?

 

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そしてその言葉のモニュメントは、
自分の体の外、ネットという場所で、生きて呼吸し、歩き、
たかが80年か100年そこそこの時間なんかものともせず、

 

私のいのち尽きたのちも、
ネットやクラウドと言った電脳空間で、
そしてその言葉に触れた人のこころの空間で、
あらゆる世界の空間で
永続するいのちを得て呼吸するんです。

 

だから、
そんな言葉の永続性、永遠性を考えて、
真実のこころから、真実の言葉を発信していきたい。

 

これが、わたしのライティングの基本です。

 

そして
私から学ぶ人には、
このことを何度となく伝え、
理解してもらい、
自分の言葉で表現してもらうことにしています。
あなたの言葉のモニュメントを。

 

もし私のこの思いに賛同してくださるのなら、
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ご意見、ご質問、どんどん交換しましょう。

 

今も生き続ける 古代の言葉のモニュメント

 

記事の締めくくりに
古代に言葉のモニュメントを建ててくださった方の一人、
ゴータマ・シッダルタ師の遺言の教え
「大般涅槃経」にある、今もそびえる言葉のモニュメントを紹介します。

 

「ともしびは念々と滅すれど、
光ありて
暗闇(あんみょう)を打ち破る」

 

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私のこの世でのいのちは、今まさに終わろうとしている。
しかし、
私の悟りを、あなた方に伝えた。
この教えは、あなた方の心の中にしっかりあり、
時代が変わろうが、世界が変わろうが、変わることはない。
だから
おそれることなく、
あなた方の心にともっている光が
暗い闇を打ち砕くことを悟りなさい。

 

こういう意味だと思うんです。

 

そして私たちも
暗い闇を打ち砕く力のある
言葉のモニュメントを
自分の言葉で
書いていこうじゃありませんか!


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