情報弱者にならない対策第1弾〜情報の洪水に溺れない方法
ライティング初心者が学び、実践していくためには、
インプット、理解と消化、アウトプット、そして実践という循環が大切です。
しかし時として、新しいことをインプットばかりする人は、
ノウハウコレクターになって情報に溺れ、混乱します。
そこから抜け出すには?
情報に溺れる水攻め地獄と脱出法
前回の記事で、ライティング初心者が学んでいく際に陥りがちな5つの地獄についてお話しました。
今回は、その中の「水攻め地獄」からどのようにして抜け出すか、
もうあなたはお考えかもしれませんが、お話します。
頭がパンパンになる水攻め地獄の恐怖とは
新しいことへの学習のサイクルは、
「インプット」
「理解・消化」
「アウトプット」
「実践」とお話しましたが、
この「水攻め地獄」にいる人は
次々と「インプット」ばかりしていて
理解も消化もできないうちに、また次の新しいことをインプットして
頭が飽和状態になっている人のことです。
いわゆる「ノウハウコレクター」状態です。
そんな境地にいたら、結局、何もインプットしていないのと同じになっていて、
なんの行動も起こせなくなります。
溺れずに長距離を泳ぎきる水泳の秘訣とは
私は学生時代、16キロの遠泳などを毎夏にしていましたが、
水泳で、一番のコツはなんだと思いますか?
息を吸うこと?
いいえ、実は、吐くことです。
泳いでいる間、いかにリズムよくテンポよく息を吐くかを考えています。
意識して吐いたら、自然に吸ってるんですよ。
吸うことばかり考えて泳いでいると、
やがて、肺は空気でパンパンになって、過呼吸になり、溺れてしまいます。
だから、
泳いでいる間、
息を吐くことを考えているのです。
心を打つオカリナ演奏のコツとは
これは水泳だけじゃなく、オカリナ演奏でもそうですね。
吐く、つまり吹いて音楽を奏でることに集中していると、
自然に息継ぎの箇所で吸っているわけです。
オカリナでも、笛でも、
演奏を始める前に、思いっきり息を吐いてみてください。
そして体の中の空気が全部空っぽになるほどイメージして
フーーーっと吐く。
そしたら、
意識しなくても、深く吸っています。
体の中は
新しい空気でリフレッシュします。
この状態で演奏を始める。
演奏というのは、
吐くことです。
吐くことに集中して演奏する。
弱く吐く、強く吐く、
ビブラートをかけて吐く、
ロングトーンで吐く。
吐き方も色々なバリエーションがある。
自分の感情を込めて、時には弱く長く、時には強く、
時には短く切って、時にはスーッとフェイドするように、
吐く、吐く、吐く。
そして
息継ぎの箇所では自然に吸っている。
これが
プロのオカリナのコツです。
ライティングで頭がパンパンにならないためには
で、ライティングの学習に話を戻しますと、
先程の4つのステップの最初の「インプット」
つまり、ノウハウを学び吸収することですね。
この「インプット」ばかりに集中していると、
やがてあなたの頭の中はインプットでパンパンになり、
「あれ、どこに書いてあったっけ」
「わかってるんだけど、どうしたらいいかわからない」
など
混乱してしまったり、
「わかったつもり」になっている
つまり
「情報の洪水の中で溺れる」事態、ノウハウコレクター状態に陥るわけですね。
これこそ、インプット過剰の弊害である『水攻め地獄』です。
アウトプットで水攻め地獄を脱出する
この恐ろしい状態から脱出する方法、
水泳では、「吐く」事を考えて、リズムよく「吐く」と言いました。
ライティングの実践では、
学習(インプット)の一日の量を計画して、
それをこまめにアウトプットすることです。
アウトプットするつもりで学習する。
アウトプットできる量を学習する。
このことで、水泳のように、
リズムよく、長く、疲れずに
継続できます。
インプットする情報を、賢く選ぶ
また
自分の現状、理解力、環境にマッチしない高度な情報に飛びつくのではなく
自分の状況を一歩止まって見直し、
今できないことはインプットしない。
今インプットしている情報が、本当にいま理解でき、実践できるものか
自分に問いかけて
まだそのステージにいないのなら、今はインプットしない。
これらのことすら理解しないまま、
「あ、これおもしろそう、」
「あ、これ稼げそう」
と
ネットで見つけた美味しい情報に一度登録すると・・・・
あなたのペースとは関係なく、
いろいろな動画やノウハウが次々届けられる。
ほんとに全部理解して、実践できますか?
ほんとにこれらの内容を一度にアウトプットできますか?
インプットする内容は、
今の実践に必要なこと
自分が、理解した上でアウトプットできるものを
選ぶことが
この「水攻め地獄」から脱出する秘訣です。
他の誰かにも、自分自身にも伝えることができるように。
アウトプットするということは、
理解した内容を人に伝えるということであり、
アウトプットを意識することで
インプットする情報の量も内容も自然に落ち着いてきます。
そして、
アウトプットするということは
同時に、自分自身に教えるということでもあります。
自分が、教えてもらって、分かるようにアウトプットする。
インプットも、それができる内容と量を考えて選びましょう。
水泳も学習も、吐くことが大切。吸う事ばかり考えると、過呼吸になる。
このことを頭に入れておきましょう。
この記事のまとめ
次々と新しい情報をインプットして
頭がパンパンになる「水攻め地獄」。
ここから抜け出すには・・・・
例えば水泳では、吸うことじゃなく吐くことを考えて泳ぐ。
オカリナや笛の演奏では、いかに美しく吐くかで演奏の質が変わる。
こうしたことを意識し、
インプットを考えていきましょう。